漂う色気 ページ6
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「翔ちゃんどうしたのかな？
難しい案件でも抱えてんの？」
「さぁ……知らない」
週の始めの月曜日。
始業ギリギリに来たカズが、デスクでため息をついてる櫻井を見ながら言った。
さっきから体調でも悪いのかな、と思うくらいにため息をついて、頭を抱えてるから気になって仕方ない。
大きな瞳に元気がないし、どこか影がある。
そのせいで櫻井からは無駄に色気が溢れてて、私は意識して櫻井の方を見ないようにしていた。
「櫻井さんどうしたんですかね？
やたら色気振りまいてません？」
「わっ！松本くん！びっくりしたーー」
ぼんやりしていたところに後ろから小声で話しかけられたから、心臓がバクバクいってる。
「気になりますか？」
「なにが？」
「なにがって。櫻井さんですよ。
見ないようにしてるけど、気にしてるでしょ」
松本くんが左の口角だけちょっと上げて不適な笑みを浮かべた。
「あれは……女だと思うんですよね、俺」
「おっおんな？！」
思わず松本くんに詰め寄るみたいに顔を近付けてしまった。
女……？
朝からなんとなく元気がなかったけど、朝食も全部食べてたし、昨日ちょっと飲み過ぎたんだろうな、くらいに思っていたのに。
「ちょ、近いって！」
「あ、ごめん」
後輩にセクハラだと言われてしまう、と気持ちを切り替えて慌ててパソコンへ向き直した。
横浜デートは、一言で言えば楽しかった。
櫻井のプランは完璧だったし、予約してくれてたお店もすごくおしゃれで美味しかった。
沈黙になることもあったけど特に気まずさは感じなかったし、それは櫻井も同じだと思う。
一緒にいて無理しないでいい、自然体でいられる雰囲気がもう出来上がっている。
家には21時過ぎに帰ってきて、一日歩き回ってくたくただったから、私はすぐにお風呂に入って寝ちゃったんだけど……。
またちらりと櫻井を横目で窺うと、部長が笑いながら櫻井の肩を叩いてる。
楽しそうに笑う部長と、助けを求めるような櫻井。
やっぱり仕事で何かあったんじゃないかな、と櫻井の担当の仕事のことを考えようとしたら、松本くんが
「俺、探り入れてきます」
と、ニッと笑った。
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510kana(プロフ) - ミントモモさん» ありがとうございますー！(* >ω<)もうすぐ移行します。準備中です( ´∀`) (2019年6月23日 20時) (
レス) id: 776df1ae64 (このIDを非表示/違反報告)
ミントモモ(プロフ) - はじめまして！きゅんきゅんとまりません。あまーい翔くん大好き！続き楽しみです！ (2019年6月23日 0時) (レス) id: 1f277f4269 (このIDを非表示/違反報告)
510kana(プロフ) - kazuさん» ドキドキしてもらえて嬉しいです( ´∀`)あまーいシーンは書いてても楽しいです(笑)あと少しで完結なはず！がんばります。 (2019年6月21日 8時) (レス) id: 776df1ae64 (このIDを非表示/違反報告)
kazu(プロフ) - おはようございます。すっごくドキドキしてます。甘ーい甘ーい翔さんでいてくれるかなぁ。幸せ〜。今日もお仕事頑張れちゃう。ありがとうござます！！ (2019年6月20日 7時) (レス) id: 3d79f0a9bf (このIDを非表示/違反報告)
510kana(プロフ) - キミさん» 焦らしちゃってすいません(笑)もう落ち着きましたよー(笑)その先を！ってなるかな(笑) (2019年6月20日 6時) (レス) id: 776df1ae64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：510kana
| 作成日時：2019年4月14日 20時
