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目が覚めたら外が薄暗くなっていて、そのまま眠ってしまっていたみたいだ。
翔さんはパソコンを広げていたけど、私が起きたことに気づいて仕事の手を止めた。
「けっこう寝てたな」
ゆっくりと翔さんがこちらに来るので、慌てて下着をつけて、ワンピースを着る。
「ごめんなさい……。
そういえば大野さんと二宮さんは……?」
「適当に遊んでんだろ」
翔さんが優しく私の乱れた髪を整えてくれて、ぼさぼさの格好が恥ずかしくて俯いてしまう。
そっと私の左側に座って私の左手を持ち上げた。
キラキラ光る薬指の指輪。
甘い空気に眩暈がしそうになる。
「なぁ、仕事中は指輪しねーの？」
「だって……」
こんな高価な指輪をつけて仕事なんてできない。
グローブをつけるけど、割りと太めでダイヤもついているし、手を洗うことも多いからもしも無くしたらと心配になってしまう。
「あーーわかった。じゃあもっとシンプルなやつ明日買いに行こう」
「えっ……」
そんなつもりじゃなかったのに、なんだか翔さんが選んでくれた結婚指輪に文句をつけたみたいになってしまった。
「別に怒ってねーから……」
しょんぼりしてしまった私の肩を抱き寄せ、ぽんぽんっと叩かれたところから翔さんの気持ちが伝わってくる。
その時、ドンドンドンドン！と部屋のドアが叩かれた。
「えっ？！なに？！」
「あ゛ーー……まぁけっこうもった方か」
翔さんが腕時計を確認しながらドアの方へと歩いていく。
「Aちゃん！」
翔さんがドアを開けると同時に、赤く日焼けした大野さんと二宮さんが入ってきた。
「見てよ、こんなに日焼けしたんだけど。
めちゃくちゃヒリヒリすんの」
「うわっ。すごいですね」
大野さんが赤くなった腕を私の方に近付ける。
二宮さんと大野さんはマリンスポーツのツアーに行ってたらしく、全身日焼けしていた。
「疲れたーー。
で、お二人はゆっくりできたの？」
二宮さんがソファーに丸くなって寝転んだ。
可愛い顔で意地悪な質問をする二宮さんは、すごく楽しそう。
「じゃあ夜は俺とだね。
共有だもんね」
大野さんが私の手首を掴もうとしたところで、翔さんの腕が私と大野さんの間に入った。
「もう完全にこいつは俺のだから」
翔さんが私の左手を大野さんにつき出す。
大野さんが笑いながら「ベーー」っと舌を出した。
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2018.07.08
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すりおろし梨。(プロフ) - 相変わらずな智くん！ 地雷踏む！背後から夜叉がくる！(笑)って ハラハラしながら その後のヤキモチLOVEを期待してしまう(笑) バレンタインにバスボム！ なるほど！ 勉強になります！(〃ω〃) て、勉強してどうするんや。。。 やっぱ仕事中にも指輪必要かもな。 (2019年2月17日 7時) (
レス) id: 23157fd9ed (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - わぁー久々にあの5人に逢えてドキドキきゅんきゅんだったよ！相変わらずの智くんにもほのぼのさせて貰えたし(笑)相変わらず独占力が強い翔さんにもニマニマしちゃった！楽しかったARIGATO (2019年2月16日 11時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
さとち(プロフ) - ハッピーバレンタイン♪更新ありがとうございます(*´∀｀*)狼智くんがいいスパイス(//∇//)好きだわぁ (2019年2月16日 9時) (レス) id: 71c5d1241d (このIDを非表示/違反報告)
510kana(プロフ) - さとちさん» あまーい翔さんにどうしてもなってしまう(笑)俺様はどこへ行った｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡大野さん書きやすくって、気をつけないと大野さん主役みたいな話になってたの、このオマケ話(笑)だめだめ！と修正しました(笑) (2018年7月16日 13時) (レス) id: 0761e712a6 (このIDを非表示/違反報告)
510kana(プロフ) - ようちんさん» ありがとうございます。だいぶ前の作品なのに嬉しいです。オマケ話はここで完結なのでまた何かの時に書こうかなーと思ってます。翔さんの誕生日とかかなー？(*´ω`*) (2018年7月16日 13時) (レス) id: 0761e712a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：510kana
| 作成日時：2018年7月8日 14時
