私、視えるようになりました。

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「しょっぴー！やばい！なんか知らんやつがおる！消すか！？」


「はー？お前マジで声でかい。ここに知らねーやつなんて入れるわけねーだろ。」


「いや、おるで！？」


「ガチなの？」


康二くん相当焦ってるな。


まさかリョウタくんだとは思わないもんね。


「康二……元気なんだね。」


「そうですね……元気です。」


「Aちゃんと喋ってんねんけど！はぁ！？」


「おい、康二。落ち着け。これリョウタだから。さっきの猫。」


「は……？そんなことあるんや。変身できるんやな…？」


「そうだよ。宮舘涼太です。」


宮舘涼太……改めて聞くとやっぱりかっこいい名前だな。


「あ、向井康二です……」





「あー！舘さん人になってんじゃん！」


「ほんとだ。久しぶりに見たわ。」


どうやら、辰哉くんと照くんが遅れて帰ってきたようだ。


「2人とも久しぶり。」


「うぃー」


「んふ、久しぶり。」


「Aちゃんは普通に話せてそうね。」


「はい！涼太くんのおかげでお留守番楽しかったです。」


「嬉しいこと言ってくれるね、姫？」


「姫！？なんやそれ……かっこええ！」


え？


「康二？それかっけーの？」


どうやら、照くんは私と同じことを思ってるようだ。


その横で辰哉くんと渡辺さんは笑ってるけど。


「え、かっこよくない！？姫って。」


その後、康二くんには渡辺さんと涼太くんの関係が詳しく説明された。


「俺もこれから舘さんって呼んじゃおー！ええか！？」


「ふはっ、別にいいけど。」


この2人、中々相性がいいのでは……？

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