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「やっぱりあんた珍しいわ。」
「どうしてですか…?」
「いや、懐くの時間かかるタイプだからさ。そいつ。」
「あ、そうなんですね。なんか嬉しい……名前なんていうんですか?首輪にはsho?って書いてあるけど……」
「あー、それ意味わかんない滲み方してshoに見えてるけど、リョウタっていう名前。」
「へ〜かっこいい名前ですね!」
「おう……まぁな。」
猫は大好きだから、懐いてくれるのはめっちゃ嬉しい。
「なんだ、なべとAちゃんだってもう仲良くなってんじゃん。」
「だな。心配いらなかったわ。」
辰哉くんと照くんが安心したように言う。
「まぁ、とりあえず2人のことはわかった。」
渡辺さんが口を開く。
「悪い奴らではなさそうだし、それなりに面倒見てやるよ。」
「ニャ〜」
「しょっぴー!俺まだ会ったばっかやけどなんかめっちゃ好きだわ!」
「は、何こいつ…!おい!離せよ!」
「嫌や!」
え、康二くんが異常な懐き方してる……
リョウタくんも引いてるよ…?
「おいっ、Aこれどうにかしろよ…!」
「えっ私!?」
「おー頑張れ頑張れ。」
辰哉くんが適当な応援をする。
「え、痛い。リョウタやめてや〜!」
見兼ねたリョウタくんが康二くんに蹴りを入れる。
何このシュールな状況。
「え、どうすればいいんだろう……」
「A早く……!」
そう言われても……
結局、照くんが力で解決してました。
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作者名:mariri | 作成日時:2023年3月18日 18時