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「ちゃうよ!いや女の子やけど、今日友達になってん!」
「へー、よかったじゃん。」
「なんや、興味無さそうに。」
「んー渡辺翔太っていいます。」
「あ、AAです。」
渡辺先輩、こちらも聞いたことあるような、ないような……
「A、ね。てかなんでいんの?バスケ部?」
「いや、そういう訳じゃなくて。目黒くんに頼まれたんです。」
「めめに?何頼まれたの?」
「あ、えっと……」
これは、康二先輩がいる前で言っていいのだろうか。
「あーえっとね、康二が写真撮りに来るから一緒にどうかなって思って誘った。」
目黒くんが私が困っている様子を察して答えてくれる。
「ふーん。あ、康二が暴走しだしたらよろしくね。」
「え、あーはい……」
言えない…!
始めからそのつもりでしたとか絶対に言えない!!
「おい、ふっか。起きろ。」
渡辺先輩がふっか先輩?を起こしに行く。
「んぇ?あー、なべじゃん。もしかして俺寝てた?」
「うん。てか、ふっかは今日ずっと寝てただろ。」
「あは、そうか。だってゲーム楽しかったんだもん。夜更かしするしかねーのよ。」
どうやらゲームが原因で一日中寝ていたらしい。
「そんなの知らねーよ。ほら、早く部活行くぞ。なんか今日は珍しいお客さんもいるし。」
「珍しい?なにそれ。」
「まぁ、とりあえず行くぞ。」
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作者名:mqr1n | 作成日時:2023年6月23日 7時