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38.血の流れ ページ38

沖田「 それ本気で言ってる?あんまりふざけてると斬るよ?」

『何怒ってるんですか??』

沖田「Aちゃん 僕は 君のこと」

沖田さんが何か言いかけた時 襖の向こうから雪村さんが声をかけてきた

冷やしたタオルとお茶を持ってきてくれたらしい
私はそれを受けった

沖田「千鶴ちゃん本当タイミング最悪」

『何がですか?』

沖田「ううん 別に さぁ 寝ようかな」

沖田さんはあったかいお茶を飲んで 布団に入った
私は沖田さんの額に湿ったタオルを置く

沖田さんはゆっくりと私の頬に手を伸ばした
熱があるためかあったい沖田さんの手

沖田「Aちゃん 僕は後どれくらい生きていられるのかな」

悲しげな表情と声に
私はドキッとした─────
私が渡した薬はもう既に無いだろう
現代に取りに行くことが出来ない今 完治してない病気をほっといているようなもの

『……生きてください ずっと』

沖田「君が僕を殺すまで?」


『必ず 羅刹から人間に戻る方法を見つけますだから 生きて沖田さん』

私の目尻が少しずつ熱くなり 視界が歪み始める
ポツポツと雫が落ち始める

なんで泣いてるのか分からなかった
沖田さんはそんな様子をみて 少しだけ微笑んだ

沖田「わかった 君がそういうなら僕は死なない 約束するだからAちゃんも約束してくれる?」

『…なに…をですか?』

沖田「僕が死ぬまでずっと 僕のそばに居てくれるって」

『沖田さん────』

沖田「Aちゃん 君のことをずっと守りたい 愛してる」



沖田さんに引き寄せられた私は キスされていた

私は沖田総司の人生を
大きく変えてしまったーー…

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みちこ(プロフ) - mさん» 俺になっちゃってるところありましたか? (2018年3月3日 15時) (レス) id: 3aa2a2847b (このIDを非表示/違反報告)
m - 沖田さんの口調って僕じゃないんですか? (2018年3月1日 6時) (レス) id: 5549f8931d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みちこ | 作成日時:2018年1月20日 20時

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