White Lily II

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遼大side


｢来週都築と会うんでしょ？｣


A｢うん…よく知ってるね｣


｢都築から聞いた


だからどんな感じなのかなぁって気になったんだよね｣


A｢そうだったんだ｣


それからある程度飲んでいい感じ酔ってるなって感じて来たら


｢あのさ…｣


俺は今日聞こうと思ってた本当の話題を口にした


｢ずっと気になってたんだけど…｣


Aちゃんはどうしたの？って聞いてきた


でもきっと勘づいてるんだろうね


目からそれ以上言わないでっていう思いが伝わってくる


でも…ごめんね


｢なんで…拓実と離れたの？｣


気まずそうに目を逸らす


｢言いたくないんだろうなって思ってる


でも…このままじゃお互い良くないと思うんだA｢いいの…別に｣…え？｣


A｢あの人のことは…もういいの


もう関わらない、離れるって決めたから｣


｢だから…なんで？どうしてなんだよ｣


A｢それは…言いたくない｣


｢俺は…Aちゃんとも、都築とも拓実とも1番いい関係でいたいんだよ｣


A｢わかった。確かにそうだよね…｣


そう言ってずっと気になってた事の真相が聞けた


つくづく拓実が馬鹿だとわかった


そして


Aちゃんは拓実のことをもの凄く大切に想ってることもわかった


｢そうだったんだ…


ありがとね！話してくれて｣


A｢ううん…まだ誰にも話したこと無かったから少しスッキリしたかも｣


その言葉の通りAちゃんの顔は


さっきと違って綺麗な目に戻っていた

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