White Lily II

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拓実side


後悔しないように


とは言ったものの俺は連絡することも出来ない


どうしたら…


ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ..


バシからだ


｢もしもし…どうした？｣


遼大｢ん？なんか行き詰ってんじゃないかなって思ったんだよ、ビンゴ？｣


なんだこいつ…なんでこんな読まれてんだよ


｢え、ん〜…まぁ｣


遼大｢はははっ…当たってんだな


今から家行って平気？てかまぁもう向かってんだけどね｣


｢は？拒否権ないじゃん…まぁ別に良いけど｣


遼大｢サンキューもうすぐ着くから待っとけ｣


と言って切られた


５分も経たないでインターフォンが鳴る


遼大｢急に来てごめんな、元気？｣


｢まあまあかな｣


遼大｢どうすればいいか分かんないって感じか？｣


｢うん…連絡出来ないし｣


遼大｢大丈夫だよ


面と向かって話せばいいじゃん｣


｢そ、そんなこと…出来るわけ｣


遼大｢できる！まじでそのネガティブ思考やめろ｣


やめろったって…


遼大｢休みの日に会いに行けばいいじゃん｣


そう言っていつの間にか俺の冷蔵庫から取った缶ビールを飲む


｢んー…｣


遼大｢そんなヘタレだから都築に取られんだよ｣


｢え？付き合ってんの？｣


遼大｢知らね。けどいい線はいってる…と思う｣


｢まじか、はぁ…どうしよ｣


遼大｢気持ちわりぃな


この前意外と肉食系とか言ってたの、あれ嘘か？｣


｢うるせ｣


なぜかバシは頻繁に時計を確認してる


もしかして…仕事？


｢この後なんか仕事あんの？｣


遼大｢え！？いや、無いよ…｣


｢あそ…なんか時間気にしてたみたいだから｣


遼大｢あぁ…癖だよ、普通に癖｣


｢ふーん…あ、そだ

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

ん？誰？｣


遼大｢遅ー｣


｢は？誰呼んだん？｣


遼大｢おーやっと来たね


Aちゃん｣


え、Aちゃん…？

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