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七「大丈夫ですか?」
「七海こそ怪我してるよね?治すよ?」
治そうとすると七海に手で制される。
七「いえかすり傷なので。…今日は術式をかなり使ったでしょう。あまり無理をしないでください」
「いや大丈夫だって!だから、ね?」
七「お構いなく」
「ええ…」
(私のいる意味でもあるのに)
私の横をすり抜け車に乗り込む七海を追いかけ乗り込む。
丁度その時携帯が鳴る。
送り主を見ると 愛しのダーリン♡五条悟
それをチラッと見た七海にドン引きをされたので訂正する。
「違うの!付き合った時に変えられて…自分で変えれないからそのままにしてただけ!」
私の意思を伝えるも上手いこと伝わらず
七「いえ、個人の自由だと思いますので。そういえば前も変なのにされてましたよね」
「あーGLG?あれ直したのバレて即戻されたよ…」
あはは…と笑うAを見て思い出す。そういえばそれを直したのは自分だった。もしかしてそれも五条さんに筒抜けではないのかと。
七「私が直した事言いました?」
「言ってないよ?」
七「…良かった」
「?」
不思議な反応をする七海に首を傾げるも教えてくれそうにないしまあいいか!
「でさ、ついでにこれも変えてもらっても…」
七「お断りします」
「え!?」
七「あの人に難癖つけられたくないので」
「私が可哀想だと思わないの!?」
七「…返信返さなくていいんですか?」
「あ」
そうだまず返さないと。今日は確か先輩は任務がなかったはず。暇だったのかな?
五《もう終わった?実は俺もさっきまで任務?行ってて今帰ってるところなんだけど》
え、何の報告?そして何故任務が疑問系なんだろ…色々疑問が残るがとりあえず返信を送る。
《今帰ってるところです。任務お疲れ様でした》
よし!返信完了!ほっと一息つくと気が緩んだのか暗い声が聞こえて来る
タスケテ、ドウシテワタシガ、ミンナキエロ
連日吸収した呪いだろう。やけに重い。
横で読書をしている七海に声をかける。
「…ごめん、少しだけ寝てもいいかな?」
七「着いたら起こします。ゆっくり寝てください」
「ありがとう。おやすみ」
大丈夫、大丈夫。
七海の声に安心して瞼を閉じた。吸い込まれるように眠りに落ちていく。
____
七「すみません、助手席へ行ってもいいですか?」
補「はい!」
窓に頭を預け眠るAをそっと動かしシートへ寝かせる。
七「眠れる時はしっかり寝てくださいね」
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とらこ(プロフ) - souさん» ありがとうございます!!そう言ってもらえるととても嬉しいです。これからもよろしくお願いします!! (2022年1月27日 8時) (レス) id: 819e9248b2 (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - とらこさん» 現在公開されてるところまで見てきました!!続きとっても気になります!!これからもとらこさんの書く物語楽しみにしてます!!!すごい文章が入ってきやすかったので感情移入がすごく出来て途中何度か泣いてしまいました!!! (2022年1月26日 14時) (レス) id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
とらこ(プロフ) - souさん» おっと、、、バレちゃいましたね。ここからシリアス続くのでよろしくお願いします! (2022年1月26日 12時) (レス) id: 42653bac26 (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - 今から夏油さんの離反の影が見え隠れしてて辛いです、、、続き気になるので次に行ってきます!! (2022年1月26日 11時) (レス) @page50 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
とらこ(プロフ) - 焼肉。さん» はじめまして!教えていただきありがとうございました!修正させてもらいました! (2021年5月6日 15時) (レス) id: 237713bcbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とらこ | 作成日時:2021年4月8日 21時