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「ごめんお待たせ!…久しぶりだね2人とも」
改札をぬけ、見覚えのあるシルエット2つを見つけ走る
息が上がるAを見て2人も笑顔になる
花「久しぶり!私達もさっき着いた所だから」
仁「そうそう、というか髪ボサボサじゃん」
走ることに集中しすぎて身だしなみが整えれてない事に気付き恥ずかしくなる
下を俯き恥ずかしそうに髪を整えるAに笑みが溢れる
花「…じゃ、行こっか!」
そんな仁を見つめる花を知らずに
(ああ、懐かしいな)
中学生の頃は呪術とはあまり縁のない生活を送っていたため皆でよく遊んでいた
その生活がずっと続かない事も理解していたからこそしっかり堪能できていた自信はある
はしゃぐ2人とはいずれ別の世界に行く、そう思っていたがこうやってまた会えた。それだけで本当に幸せ
(この2人が、皆が幸せに暮らせるよう私が出来ることをしないと)
五条先輩のように強ければきっと沢山の人を救える
でも私にはそんな力はない。でも、私にはきっと私にしかできないことがあるから…
花「A?どうしたの?」
1人何かを考え込むAに気付き心配する花
「…ううん!何でもない!タピオカでも飲もうよ!」
仁「お前よくそんな色々お店知ってるのな」
「仲良くしてくれてる(パシリにされてる)先輩と色々行ってるからね」
まさかこんな所で役に立つとは思わなかったけど…ありがとう五条先輩
席を見つけ座りしばらく談笑していると花ちゃんがお手洗いに行くと言い、席を立ったので仁と2人きりになった
仁「…Aはさ彼氏できたの?」
「え?で、できるわけないじゃん」
呪術師にそんな恋愛をするような暇も出会いもない
何故そんな事を言うのだろう、嫌味かと飲むのをやめ見上げると真剣そうな仁と目が合う
そうだ、私は彼に昔告白をされていたのだ
(いやでもあれは昔の話だし関係ないよね!?)
仁「この前偶然Aを街で見かけたんだ。その時横にすっごいイケメンの目立つ男がいて…彼氏かなって思ったんだけど」
ああ、それは絶対
「その人はさっき話した仲良くしてくれてる五条先輩だよ!彼氏じゃないよ?」
仁(五条先輩…ねえ)
確かにこの物言いからしてAはそんな感情はなさそうだが、その五条先輩とやらからは…
まあいい、付き合ってないんだ
なら自分にもまだチャンスがある
仁「そっか!なら良かった」
「?」
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とらこ(プロフ) - souさん» ありがとうございます!!そう言ってもらえるととても嬉しいです。これからもよろしくお願いします!! (2022年1月27日 8時) (レス) id: 819e9248b2 (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - とらこさん» 現在公開されてるところまで見てきました!!続きとっても気になります!!これからもとらこさんの書く物語楽しみにしてます!!!すごい文章が入ってきやすかったので感情移入がすごく出来て途中何度か泣いてしまいました!!! (2022年1月26日 14時) (レス) id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
とらこ(プロフ) - souさん» おっと、、、バレちゃいましたね。ここからシリアス続くのでよろしくお願いします! (2022年1月26日 12時) (レス) id: 42653bac26 (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - 今から夏油さんの離反の影が見え隠れしてて辛いです、、、続き気になるので次に行ってきます!! (2022年1月26日 11時) (レス) @page50 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
とらこ(プロフ) - 焼肉。さん» はじめまして!教えていただきありがとうございました!修正させてもらいました! (2021年5月6日 15時) (レス) id: 237713bcbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とらこ | 作成日時:2021年4月8日 21時