20話 ページ21
「ん」
鯰尾は初めてにしては早く寝て、突然睡眠から目覚めて、唸りながら起き、目を擦った。
目を擦って鯰尾は気づいた。自分は涙を流していたと、人の身体は初めてなのに不思議だなとは思った。
鯰尾は隣にいる骨喰を見た。よかった、眠ってた。
もし、泣いていることがバレたら、恥ずかしいと思い、静かに布団を出て、障子を開けた。
障子を出て、縁側をブラブラ歩き、道場の近くに来た。
その近くには満開の桜があった。こんなのがあったんだ、昼は見えなかったのかなと思った。
「そういえば久しぶりだなー、ねーさんとにーさんとで花見をした以来だよ」
鯰尾は過去の話だろうか。その話を思い返すように呟いた。
ねーさん？にーさん？にーさんは分かる……とは思うけど、ねーさんって………
ボケて来たかなー
顕現されて早々、自分の発言に対してボケを気にする鯰尾。
900年は生きていることを突っ込む刀がいないので、代わりに鯰尾の夕餉の出来事を思い出させた。
骨喰《………おじいちゃんだからな》
鯰尾は夕餉の出来事を思い出して、その場でうずくまった。
「あいつ」
脳内で正論言って突っ込んだ。
正論で突っ込まれた。
あ、正論で突っ込む事をツッコミって言うんだ。
こんな事を思う自分もあれだ、寝よう。
鯰尾は自分の部屋へもど…
れなかった。
「あれ、俺どうやって来たんだっけ、
何にも考えずに来ちゃった」
結局、本丸の縁側を一周する羽目になった。
「よくよく考えれば俺部屋忘れてたわ」
「ええ〜」
鯰尾はまたもその場でうずくまった。
いや、でもまだ日の出が近かったら、頑張れる！
鯰尾は救いである日の出の方向を見た。
日の出は山と山に挟まれ出てる最中だった。
その時、鯰尾の脳内にある出来事が蘇った。
《もう、ちゃんと起きないと。
だから、早く寝てって…》
《うーん………藤子ねーさん眠い》
《冷四郎も何か言ってやって！》
《藤四郎、初日の出は一年に一度しか見れないんですよ。新年初日は清々しくやっていきましょう》
《はーい》
夢で出て来た人たちだ。でもなんで、
それにあの人たち鯰尾藤四郎に似ていた。
何か、関係あるのかな、夢に出てくるぐらいだし、
でも過去に関係はなさそう。
一期「こんな所にいたのか。もうすぐ朝餉だ、それに、骨喰が焦っていたよ。
兄弟がいない、ってね」
うお、一兄、いつの間に、あー、骨喰に謝らないと。
「すいません。後で骨喰に謝ります」
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ルミア(プロフ) - 湖@清光可愛い鯰尾君可愛い亀ちゃん大好き！！！さん» むふふ（←嬉し過ぎて）、ありがとうございます！頑張りますよー！鯰尾君もありがとねー！ (2018年1月5日 18時) (
レス) id: ba650d7c81 (このIDを非表示/違反報告)
湖@清光可愛い鯰尾君可愛い亀ちゃん大好き！！！ - とっても面白いです！面白過ぎですよ〜！更新頑張って下さい！そして！鯰尾君からです！鯰「とっても面白いですね。俺、この作品大好きです！頑張って下さいね！応援して居ます！」だそうです！では、また、さようなら！ (2018年1月5日 16時) (レス) id: 073b3b6cdc (このIDを非表示/違反報告)
ルミア(プロフ) - ありがとうございます！以後、気をつけます！ (2017年11月4日 11時) (レス) id: ba650d7c81 (このIDを非表示/違反報告)
へのへの - 2話が抜けていますよ (2017年11月4日 9時) (レス) id: 48df61d996 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルミアＫ | 作成日時：2017年8月21日 15時
