祝勝パーティ ページ5
あの後レアン寮の級硬貨はアドラ寮のものとなり私たちは着実に神覚者へと近づいてきていた
マッシュ「いやぁなんとか切り抜けましたなこの前は。放課後は祝勝パーティしなきゃ」
フィン「なんとかなったって…皆で勢いで押し切っただけじゃん…」
貴『あれを続けてたらいつかはバレるだろうな』
フィン「大事になる前になんとかしな…」
「おいマッシュ・バーンデッド!!お前魔法が使えないって本当か!?」
マッシュ「使えます。マホウツカエマスマホウツカエマスマホウツカエマス」
「なんだこいつ…壊れた機械みたいに…」
マッシュ「マホウツカエマスマホウツカエマス」
「ウソつくなよ〜噂になってるぞ〜?大問題だぞ?これは」
貴『2人共もう行こう。授業に遅れる』
フィン「そうだね、いこうマッシュくん」
マッシュ「あばあば」
私たちは無視してこの場から逃げようとした
「おいAにフィン魔法が使えない者を庇うとお前たちまで罪に問われるぞ」
教室へと向かおうとしていた私たちはその言葉に足を止めてしまった
「学生といえど最悪退学かもなあ なあ?マッシュは魔法が使えないんだろう?そんな魔法も使えない淀んだ血をわざわざ庇うのか?」
[シュン]
「!?な、なんだこれ…矢?」
フィン「Aちゃん…」
私は我慢が出来ず杖を彼に向け、矢を彼の顔面ギリギリまで近づけた
貴『私たちが誰といようが君には関係ないだろ!マッシュくんは私たちと同じ人間だ』
マッシュ「…!」
私がそう言って矢を消した数秒後彼が床にめり込まれた
貴『この魔法…』
マッシュ「あ」
フィン「あれは」
「いきなり何しやがんだ!!」
ランス「フン、お前がオレの気に障ったそれだけだ」
マッシュ「ワーイシスコンバンザーイ」
貴『ランスくん!』
「てメェッ!!」
彼がランスくんに対して怒っていると彼の頬に唾が飛んだ
マッシュ「あ」
フィン「あれはレモンちゃんとドッ………」
貴『え??ドットくん…怪我…』
向こうからレモンちゃんがドットくんの座っている車椅子を動かしながらやってきた
ドットくんは体全身包帯でぐるぐる巻きにされていた
レモン「どうやら見た目以上の大ケガだったらしいんです
肋6本頭蓋陥没両腕両足複雑骨折血豆 内蔵複数損傷」
ドット「モゴモゴモゴモゴモゴモゴモゴモゴモゴモゴ」
包帯で全く何言ってるか解読不可能だった
「……くそっ…今日のところは引き上げてやるぜ」
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作者名:麗奈 | 作成日時:2024年3月31日 2時