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言訳 ページ44

# Side T



本日の戦場となる敵本拠地に向かうパトカー内で、彼奴から貰った肩叩き券をポケットから出す。

それをじっと見ていれば総悟に気づかれちまったようだ。




沖「なんですかィそれ」


土「肩叩き券だ。Aが使いたかったら無事に帰ってこいだってよ」


近「ハハハ!面白い子だな!」




うん。俺もそう思う。

でも実際、これに背中を押されてる自分がいるのも確かだ。




沖「土方さんがAにここまで肩入れするたぁ思いやせんでした」


土「そうでもねェだろ。結構放任してるぞ」


近(めちゃくちゃ構ってるよね。全然放任してないよね。無自覚なの?)


沖「どこがでィ。屯所で野郎に絡まれてるの見りゃ飛んで行くし、Aが買い出しに外出るってなりゃ門限付けるし。アンタ過保護すぎやすぜ」


土「そりゃだってAは世間知らずなとこあるから心配なるだろうが」


近(否定はしないのね。トシ)




彼奴は、まぁ顔は整ってるし愛想は良いしちょっと抜けてる所もあって男なら放っておけねェって思うタイプだろうから変な虫つかねェか心配なるのは当たり前だろ。
ってこんな長い言い訳だらだらと誰に向けて言ってんだ、俺は。

命を賭ける粛清前だと言うのにAの顔が脳内にチラつくのは何故だろうか。

彼奴の顔を思い出すと心が落ち着いて行くのはもっと何でだ。




沖「その肩叩き券俺にくだせェよ。
バズーカばっか背負ってるもんで肩がガチガチなんでさァ」


土「断る。こちとら 何処ぞの誰かさんが街破壊ばっかするから修理費の計算する為に机に向かってたら肩がガチゴチに凝ったんだ。これァ俺のだ」


沖「チッ」




総悟は不服そうだがこれは絶対に俺が使う。

何故だか意地まで出てきてる始末だ。




近「じゃあ俺が使わせて貰おうかな。
お妙さんの身辺警護で電柱に登ってたら肩が凝っちまったんだ」


土「近藤さんまで…!」


近「ははは。冗談だ」


近(トシ焦ってる)


沖(近藤さん今の完全にからかったな。)




ニヤニヤと笑う2人が鬱陶しくて、態と顔に紫煙を吹きかければ苦しそうに咳込んでやがる。ザマーミロ。

卑怯→←言葉



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氏兎(プロフ) - ユイさん» コメントありがとうございます!!嬉しすぎます😭💗土方さんの思いはPart2で深堀しようかなと思ってます😏楽しんで頂けるように引き続き頑張りますー!応援ありがとうございます!!! (6月4日 21時) (レス) id: 7d17cb3f22 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ - 初コメ失礼しまあっす!!!!コメントは残してなかったんですけど、結構前から見させていただいてました‼いい展開になってきて最高です!土方さんの思いが気になるなあ、、。応援してます!!!これからも更新頑張ってください‼ (6月3日 16時) (レス) @page43 id: 546cca6b35 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:氏兎 | 作成日時:2023年4月9日 23時

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