カフェ兼愚痴屋さん。[HxH]

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あの3人が来てくれて、2日がたった。
今日の日替わり定食のデザートをチーズケーキにしたので早朝から作っていた。



チーズケーキにした理由は他にもある。
今日はとあるお客さんが来るからだ。

今は4時40分程度。約束は5時なので少し時間があるな。って思った時、ドアが開いた。





。





。


来た。







「Aさん!!少し遅れましたわ、申し訳ない!!!」






赤いレーザーの様な所が凄い点滅してる。そんなに焦ったのか、まだ約束まで時間あるのに。


この方はキキョウ･ゾルディックさん。話を聞いたところ、とある有名な暗殺一家らしい。そんな人達の母親だ。かなり大変だろう。







「いえいえ、遠くからはるばる来てくださいましてありがとうございます。約束まで時間はまだありますよ」



と、言うと執事さんの時計を確認したキキョウさんはつい焦っちゃったと驚いていた。執事いるとか凄いな。







「初めまして、執事のゴトーで御座います」








ぺこりと丁寧にお辞儀した彼も相当な苦労人だろう。何か疲れてる様子だ。大方、キキョウさんに連れてこられたんだろうな。





「では早速始めましょう!!ケーキ作り！」




ルンルンのキキョウさん。可愛らしい。




「はい、ではエプロン着てくださいね」




そう。今日お願いされたのは『ケーキ作り』。といってもただのケーキではなく、毒入りの。

市販の物は毒入りではないし、かといって家で作るのには王道のものしかない。てことで私の方に依頼が来た。





「まず私が考えたのは生地自体に毒を仕込むという感じで……」



毒入りなんて初めてなのでそれなりに作戦を練った。それを凄い勢いでメモするキキョウさん。はやすぎる。





「…できましたら型に流し込み、予熱180℃で20分やきます、焼けたら完成です」




「少し質問がありますわ！！ここは……」





これはかなり時間がかかりそうだな、って感じた。

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