福岡で1番かわいい女

にゃあ？ ページ37

Aside




柳田「ただいまー！」

「Aー！ちょい来てー！」

『なにー！』

〈にゃぁ〉

『にゃぁ？』



『はぁ？』

『なにしてんの悠岐！』

柳田「みてみて！！」

「かわいいじゃろー」

『私犬派！！！』

柳田「え、うそやん」

『がち！』

柳田「おれも！！」

『俺もじゃないし』

『悠岐の腕の中には猫がいるでしょ！』






『てかなに、拾ってきたの？』

柳田「そう」

「いや、違う」

『ん？』

柳田「スタッフの人が飼ってる猫が赤ちゃん産んだから、引き取ってくれませんか？って」

『それで引き取ったの？』

柳田「そう」

「かわいかど？」

『かわいかけど』

『どうすっとよ』

柳田「え？」

「飼う以外ある？」

『お世話すると？』

柳田「する！」

『うーん、』




『よし、いいだろう』

『いや、うーん』


柳田「どっちや」

『可愛い可愛い言ってるだけやろどーせ』

柳田「ちゃんとする！お世話！」

『野球もがんばる？』

柳田「野球もがんばる！」


柳田「なにこの会話」

「小学生かよ」



柳田「ちなみにAちゃんが猫に嫉妬しないようにAちゃんのお世話も頑張るけぇな！！」

『なんの冗談よ』

『いらん！』

柳田「はいはい」






『買い物いくよ！！』

柳田「なんの？」

『猫ちゃんの諸々をよ！』

柳田「あぁ、」


『いや、その前に名前か、』

柳田「なんにしようかねー」

〈にゃー〉

『かわいいな、』

柳田「じゃろ？」

『うん、』

『で？』

柳田「うきょうとか？」

『まじで？笑笑』

『佑京くん好きすぎやろ』

柳田「でもこいつも足速そうやん」

『うーん、確かに』


『こぶかた、、？』

柳田「あ、ライバルの方にする感じ？」

「でもこぶかだは、なぁ？」

『ならこぶとか、？』

柳田「いいやん！！」

『我ながら名案』

『盗塁王だしね』



柳田「今からお前はこぶじゃ！！」

『でました湯婆婆』



『よろしくねーこぶー』


〈にゃあー〉


柳田「あ、逃げた」

『はやっ！』




ー

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