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いいなぁ、料理ができる女の子
結局ほとんど何も出来ず、唯一許されたのはおはぎを作ることだけ
炭治郎たちはアオイちゃんやカナヲちゃんの作ったものを食べておいしいと言っている
煉獄さんはうまいうまいと言いながらほおばっていた
みんなの幸せそうな顔をみてると作れなかったけど、そのことも忘れそうなくらい幸せになる
伊之助くんがおはぎに手を伸ばした瞬間、炭治郎が耳打ちをした
伊之助くんは大きな声ではぁ!?といいながら立ち上がったが渋々わかったよといって私のとこにきた
嘴平「ん」
伊之助が持ってきたのは私が作ったおはぎを半分こしたもの
嘴平「お前これ作ったんだろ、半分こだ」
といって私の口に突っ込んだ
『!…ムグムグ』
…おいしい
嘴平「料理できねぇくらいで落ち込んでんじゃねえぞ」
『炭治郎にそう言えって言われたの?』
さっき耳打ちしてたから
と言うと、伊之助くんは私の言葉が気に入らなかったのか怒り出した
嘴平「俺がそう思ったから言ってんだよ!!あんな権八郎なんかに言われて言ってるわけじゃねぇ!」
言い方はきついけど、伊之助くんの優しさが伝わった
『そっか………ありがとう、伊之助くん』
と笑顔で返すと、伊之助くんは照れたようにそっぽを向いた
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かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年10月13日 13時) (レス) id: fca7c03b31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハヤシライス | 作成日時:2019年10月13日 13時