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私は胡蝶さんに連れて行かれて、蝶屋敷に訪れた
『胡蝶さん、あの、私』
そうして、胡蝶さんは振り返り私の顔を見て微笑む
胡蝶「最近、竈門くんがとても頑張っていて同じ歳くらいのAさんにも仲良くなって欲しいのです」
そんな顔で微笑まれたら、私は逆らうすべもありません
『私なんかが…仲良くなれるでしょうか』
胡蝶さんは驚いたような顔をして、そしてまた微笑んだ
胡蝶「心配性なAさんでも、竈門くんは仲良くなれますよ。あの子すごいんです」
そう言って、道場のようなところに着いた
中では女の子たちと競っているあの時の男の子が
『あの子が、竈門くん…ですか?』
胡蝶「そうです。やる気に満ち溢れていて、こっちまで応援したくなるんですよ」
胡蝶さんの竈門くんを見る目線はとても柔らかく、子供をみるような弟をみるような目立った
胡蝶「竈門くん」
竈門「は、はい!しのぶさん!…と?」
竈門くんは私のことを見てコテっと首をおった
私は恥ずかしさと、緊張で胡蝶さんの後ろに隠れた
胡蝶「この子はお館様の親戚にあたる子で、れなといいます。歳も近いと思いますので、仲良くしてあげてください」
そう言って、私を竈門くんの前に連れていく胡蝶さん
まだ心の準備が出来てないのに…!
ストンっと竈門くんの前に座らされて、視線が合う
竈門「………あっ!!」
私の顔を見てなにか思い出したように手を叩いた
竈門「キミは、柱合会議の時の…!」
お、覚えてるんだ!すごい記憶…!
『は、はじめまして…Aと言います…よろしくお願いします』
ぺこりとお辞儀すると、竈門くんもシャキッと座り
竈門「竈門炭治郎といいます。こちらこそよろしくお願いします」
ふたりで長々とお辞儀のし合う変な光景を胡蝶さんはクスクスと笑っていた
竈門「A…ちゃんでいいのかな…あ!でもお館様の親戚なんだよね!身分的に俺が下だから…」
『あ、いいんですよ!Aって呼んでください…!それに敬語もいらないので…』
そう言うと、竈門くんは笑って
竈門「俺のことは炭治郎って呼んでください。それと、敬語俺だけ取っても変だかられなも取ってね」
『は…う、うん!』
初めてのお友達ができた気がした。炭治郎く…炭治郎は優しくてお兄ちゃんみたいな人だから私にも優しくしてくれるんだ
仲良くなれるといいな
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かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年10月13日 13時) (レス) id: fca7c03b31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハヤシライス | 作成日時:2019年10月13日 13時