僕だってオトコだよ…？ (ページ6)

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やばい、少しクラクラしてきた...

顔が熱いな...

『Aちゃん、顔が赤いよ

大丈夫？水飲む？』

今隣にいるのは社会人２年目の優しそうな好青年。

合コン恒例の席替えが行われており、今はその人。

あ『あ、すみません。ありがとうございます。

水、お願いしてもいいですか？』

その優しさにそのまま乗っかってしまった

水を飲むと少し意識が回復してきた

隣に座る彼が不意にネクタイに手をかけ少し緩める

その姿にすこしキュンときた

それは玄樹にはない、大人の色気だった.....

いつもはなんとなく私が玄樹を守らなきゃ、大切にしなきゃって思ってた。

でもこの人だったら守ってくれそう、大切にしてくれそう...

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何考えてるんだろう...
やっぱり酔っ払ってるんだ...

梨絵も楽しそうだし帰ろうかな...？

梨絵『じゃ、また席替えタイムでーす』

なんとなく帰れる空気じゃなくて...

次に隣に来た人は大学4年生でイケイケな感じ
いかにも女慣れしてそうな雰囲気のあるひとだった

ひとはイメージ通り

『Aちゃん、連絡先教えてよ』

ほら、やっぱり、すぐだなー

あ『え～、早くないですかぁ？
わたし、そんなに軽くありませんよ～』

お茶目な感じで言う

良い感じにかわせただろうか？

にしても顔が熱い

ピトッ

いきなり熱かった頬に冷たさを感じた

隣の人の手が顔に伸びていた

あ『えっ...……』

『あっついね～
やっぱり結構酔っ払ってるね(笑)』

そういいながら肩を回してきた

やんわり避けるが力があんまり入らなくて結局そのままの状態になってしまった...

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やっぱり来るんじゃなかったな

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