１０人目はユーチューバー!?

立ちくらみです（嘘）。 ページ46

Asaid



裕「起きて、A。」


起こされて、なんとか目を開ければ。
心配そうな顔してる裕翔。
…………いつの間に。
まさかの全員が揃ってて。
…………ってか、近い。裕翔が異常なまでに近い。

「……………ん、おはよ、裕翔。」

寝起きで、目に入った裕翔の頭を撫でる。
良く考えようね。
裕翔、俺よりも年上だから。
……………何をしてるんだろう、俺。

まぁ、そんな話は置いといて。
……………上がってきてるかな、熱。
寝る前よりも、怠くなってる身体。
そして、現れてきた頭痛。
……………まぁ、今日は雑誌の撮影だけだし。
ハードではない筈だからって。

車から降りようとした。
途端にふらつく頭。

侑「Aっ!?」

咄嗟に侑李が受け止めてくれて。

「あ、ごめん。立ちくらみ。」

しれっと嘘をつく。
立ちくらみなら、なる人はなるし。
急に立ったから誤魔化せる。

涼「……………お前、大丈夫？」
「大丈夫、大丈夫。もう治まったから。」

まだ、頭がふらつくのを隠しながら。
必死で笑顔を作る。
大丈夫、俺はまだいける。

なんか、熟年夫婦とカメラ好きからの視線が痛いような気もするけど。
そこは、いつもみたいにスルー。
今日よりも体調悪いときだって、学校で勉強したりしてた事もあるから。
俺はまだいける。

分かってるんだから。→←車

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山田涼介

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