これが本職 ページ26
柊「A、これは？」
A「ん？ああ、コレは……意識を封じる術式だね。
解くのは後にした方が良いよ。」
柊「意識を封じる術式なんてあるんだ。
あ。じゃあ、コレは？」
A「んー……幻術系、だね。
これを解くには、ここをこうして……」
焔が持ってきてくれた紙束は、あっという間に私と柊ちゃんの字でいっぱいになった。
柊ちゃんが術式を書いて、私がそれにメモ書きをして解説する。
ずっとそれの繰り返し。
そうやって紙束を見てみると、結構な量になってた。
一体、どれだけの呪いをこの子達にかけてたんだか。
後で公開処刑決定。
A「あ。この術式は解きにくいから、まずここに霊力流して。
それが弱点だから。」
柊「りょーかい。
あ。なんか、さっきと似たヤツが出てきた。」
A「系統が同じヤツだね。
全く………めんどくさいったらありゃしないよ。」
柊「A、ババくさいよ。」
A「いーのいーの。
あ。柊ちゃん、ソレ気を付けて。
下手すると返ってくるから。」
そんな風に解呪に励む事、2、3時間。
霊力がほぼフルである柊ちゃんのおかげで、大太刀4振りの呪いも、ほとんど解けた。
残りは、意識を封じるヤツと、もう一つだけ。
いやぁ、肩凝る。
ずっと下向いてたから首が痛いよ。
柊「ん？この術式……？」
A「どーかした？」
柊「あぁ、別に大した事じゃないんだけど……。
全く同じ術式が4人とも全く同じ場所にあるからちょっと気になったんだよね。
でも、見た事ないし……。」
A「どれー？」
そう言うと、柊ちゃんは紙に術式を書き出して私に見せてくれた。
が、それを見て私の手に力が入る。
当然、持ってた紙はグシャッとなる訳で……。
でも、そんなの気にしてる場合じゃない。
だって、コレは……この陣は……。
A「不老……不死……」
柊「え？」
A「ねぇ、柊ちゃん。
今から書く陣が四代目にないか、見てくれない？」
柊「ん？良いよ？」
私が書いた術式を見つつ、四代目の身体をゆっくりと調べる柊ちゃん。
そして、四代目の心臓の辺りをトントン、と軽く指で叩いた。
柊「この術式、ココにあるよ。」
バキッという音と共に、手の中のボールペンの感触が消えた。
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鋼夜(プロフ) - 通りすがりさん» そうですね…政府の追求ものらりくらりと笑顔で躱してそうす です(笑) 容姿についてですが、彼は痩せこけてしまっているので夢主ちゃんは本来の姿を知りません。が、きっとイケメンなんでしょうね(( こう言っちゃなんですが、ご想像にお任せします…(笑) (2018年4月4日 17時) (
レス) id: 0d16a2c0e0 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - "四代目"みたいに爽やか笑顔でかわして何事にも動じないのかな〜と。
ヤツのしでかした事は全然イチミリも赦せないですけど目覚めてからのヤツの可哀相な扱いwは何か憎めないですね(笑)。
容姿について記述ありませんでしたがイケメンでしたか？ (2018年4月4日 13時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - こんにちは。四代目、四代目と連呼されるもんでしまいには「四代目」のイメージが某忍者漫画の"四代目"になってきた通りすがりの者です。
打たれ強いとことか"四代目"っぽいな〜と思いながら読んでました。 (2018年4月4日 13時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - チートですよ！きっと.... 正直言って役人さんうるさいですね (2017年7月2日 9時) (レス) id: 84eb11d835 (このIDを非表示/違反報告)
鋼夜(プロフ) - 確かに、夢主ちゃんに過保護だし、オカンっぽいし、夢主ちゃんに猛アピールする四代目嫌いだけれども！！それでも彼はチートじゃない！！←違う、そうじゃない (2017年7月1日 23時) (レス) id: 0d16a2c0e0 (このIDを非表示/違反報告)
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