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手入れの時間だよ★ ページ10

えーっと?こんのすけの話では……。
この布で刀を拭いて、んでこの打粉ってヤツをポンポンすればいいんだっけ?


駄目だ……全然詳しくないから上手く出来る自信無いわ。
あと、霊力込めるんだっけ?
え?どうやるの?え?


と……とりあえず『直れー』って念じとけば良いの?
直りますように直りますように直りますように直りますように直りますように直りますように直りますように…。


ブツブツと呪文のように唱えながら拭ってはポンポン、拭ってはポンポンの繰り返し。
そうこうする内に、短刀がみるみる綺麗になる。
よっしゃ!
この調子で頑張るぜぃ!



















「できたー!!!」


短刀を光に翳したりして曇りの有無を確かめる。
何故か刃こぼれとかが戻ってた。
霊力とかいうののお陰かな?
あと、2人は一回も攻撃してこなかった。
驚きだぜ………。
ちなみに、1時間以上かかった……。


「よし!んじゃ、次は2人な!どっち先にやる?」


座り込んでいる2人に声をかけるも、帰って来るのは沈黙ばかり。


「あーそう。じゃあ、好きにやらせてもらうわ。」


近くにあった宗三左文字を取ると、鞘から出して手入れを始める。
こっちはこっちで酷いな……。
かなり時間かかりそ……。
私はさっきと同じ作業を始めた。



















「っと!あとは、江雪左文字だけだね。」


宗三左文字も終わって、残る江雪左文字の手入れに取り掛かる。
が…………気になる事が一つ。
さっきから左文字兄弟が一切喋らない事。


気まずいわー。
沈黙とか一番嫌なんだけど。


まぁでも、お陰で集中できるし、腕も上達したと思う。
やったぜ。


「主様!いらっしゃいますか?」


ひょこっと襖の向こうから顔を覗かせたのは、行安だった。


「おー!行安だ。お疲れ様。遅かったね。」


「すみません。手入れ部屋が開いていたので少し掃除を。」


「あ。ごめん。ありがとうね。助かるわ。」


「いえいえ。あ。お邪魔します。」


そう言って相変わらずホワホワした状態で部屋に入ってきた。

手入れって結構神経擦り減らすね→←手入れ道具って結構重いんだね



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鋼夜(プロフ) - Loveasu42211さん» 申し訳ありません。 自分でも読み返してそう思いまして……。 二章から誰が喋っているのか明記するようにしました。 文字数の関係上、こちらはこのままになってます。 すみません……。 (2017年7月26日 15時) (レス) id: 0d16a2c0e0 (このIDを非表示/違反報告)
Loveasu42211(プロフ) - 誰が喋っているか分かりません (2017年7月26日 14時) (レス) id: edb9424f8f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鋼夜 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年1月3日 23時

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