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お礼とは……何故? ページ31

「んで、如何して皆んなは私と話たかったんだ?」


「ボク達、審神者様にお礼言いたかったの!」


お礼?
何かお礼言われるような事、したか?
いや、してねぇな。
この本丸に来てから殆ど寝てたし。
起きてる時間、1日も無いし。
ましてや初対面だし。


「自分のやった事の大きさを理解してませんね、貴女は。」


「うん。いや、だって……ここ来てから殆ど寝てたし……って宗三!?」


横から聞こえたいないと思ってた筈の声に思わず飛び上がった。
ビビった!マジでビビった!!
寿命が縮まった!!


「い…いつからそこに…?」


「最初からいましたが?
お小夜が呼びに来たんですよ。
貴女が短刀達と話すからと。」


「あらま……そうだったんだ。
ありがとうな。で、その小夜は?」


「江雪兄様と柿を採りに行ってますよ。
久々に成ったらしく、お小夜も嬉しそうでした。」


「小夜………お前は可愛すぎか。」


宗三の言葉に思わず顔を覆って悶えたかったが、冷たい視線をプレゼントされる事は目に見えてた為、我慢した。


「で、お礼って何の?
私、何かしたっけ?」


「見事なまでの切り替えの速さですね。」


宗三に突っ込まれたけど、知らない。
そういう事は気にしたら負けなんだよ!


「あの……俺っちの兄弟や重傷の奴ら、皆んな軽傷まで回復してんだ。
その……アンタのお陰だ。」


そう言って頭を下げる薬研。
ん?え?じゃあ……


「私の術、成功してたって事!?
やった!!マジか!!良かった〜……ちゃんと発動してなかったらどうしようかと…。」


「なァにが良かった〜、だよ。
テメェ、アレが何なのか分かってやったのかよ?」


「何って…おまじないでしょ?
人形を自分に見立ててかけるおまじない。」


そう言うと、村正に頭を叩かれた。
痛いし、解せぬ。


「あのなァ……ありゃァ、まじないでも呪いの一種の応用だ。
本来は人形を自分じゃなくて呪う相手に見立てる。
下手すりゃ自分に呪いが返って来る1番危険な種類のヤツだ。」


まぁ、お前は応用の方しか知らなかったみてぇだが…。

と呆れたように言い捨て、私の頭を鷲掴みにしてた少しずつ力を込めていく。


「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!
潰れる!頭潰れる!!」


私、これでも病み上がりなんですけど。

敵が増えたぜ(((→←本丸鬼ごっこは疲れますな



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鋼夜(プロフ) - Loveasu42211さん» 申し訳ありません。 自分でも読み返してそう思いまして……。 二章から誰が喋っているのか明記するようにしました。 文字数の関係上、こちらはこのままになってます。 すみません……。 (2017年7月26日 15時) (レス) id: 0d16a2c0e0 (このIDを非表示/違反報告)
Loveasu42211(プロフ) - 誰が喋っているか分かりません (2017年7月26日 14時) (レス) id: edb9424f8f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鋼夜 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年1月3日 23時

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