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ごめん、ブラック本丸とか聞いてない。 ページ4

私、五十嵐Aは本日より後任の審神者としてある本丸に来た。
のは良い。


「………こんのすけ」


「はい!何でしょうか?」


「この禍々しい本丸は、何だ?」


目の前に聳える朽ち果てそうな本丸を見て、肩の狐に問う。
もう、門からして廃墟だろ。ここは。
出るよ、ここ。
あんまり良くないものが出るよ。
半透明の人間が出ちゃうよ。



「ココは、本日より貴方様の本丸になる場所でございます!!」


「オイオイ……冗談キツイぜ。
どう見ても廃墟なんだけど。
もしかしなくても、ココ、ブラック?
就任先がブラック本丸とか聞いてねぇよ!!」


肩の狐は目をくりっとさせると、パチパチと瞬きする。


「何も聞いてないのでございますか?」


「うん。なんも。
今朝、政府の奴が来て
『おめでとうございます。貴方は新たな審神者に選ばれました!
前任が行方不明になった本丸で新たな人生を送ってくださいね。』
っていう謎の宗教勧誘っぽい文句の後に拉致られた。」


「それはそれは………。
仕事内容などは?」


「あ。それは聞いた。
質問してもないのにペラペラ教えられた。
危うくマニュアルまで持たされるところだった。」


そんな会話をしながら、本丸の周りをぐるりと一周した。
うん。やっぱり入りたく無いわ。


「ここは、前任の者が放棄した本丸でございます。
前任の者は刀剣男士達に無理な出陣や夜伽を命じ、手入れを怠り、過度な暴力、本来の仕事を放棄、隠蔽するなどをした為に政府がマークしていたのですが…………逃げられました。」


てへ☆と舌を出しておちゃらけるこんのすけにゲンコツを落とす。



「逃げられました。じゃねぇよ!?
何だよ、マークしてたなら捕まえて裁けよ!!
阿保じゃねぇの!?」


再び門まで戻って来ると、中から人が出て来た。


え?やだよ。
私まだ斬られたくないよ?
死にたくないよ?
助けてくれ、マイマザー。


なんて心の叫びは届く事無く、バッチリと中から出て来た人と目が合った。


さて、どうしよう。

出陣って1人でするものだっけ?→←オリジナル刀剣男士設定ッ!



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鋼夜(プロフ) - Loveasu42211さん» 申し訳ありません。 自分でも読み返してそう思いまして……。 二章から誰が喋っているのか明記するようにしました。 文字数の関係上、こちらはこのままになってます。 すみません……。 (2017年7月26日 15時) (レス) id: 0d16a2c0e0 (このIDを非表示/違反報告)
Loveasu42211(プロフ) - 誰が喋っているか分かりません (2017年7月26日 14時) (レス) id: edb9424f8f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鋼夜 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年1月3日 23時

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