ちゃんと送信したかは確認しましょう ページ6
輪廻side
四条「え！？何なにナニ！？？何か起きたの！？？」
輪廻「今現在進行形で起こっとるわ！」
俺と幻の大声に大層驚いたのであろう、リビングの大人たち。
咄嗟に反応出来た師匠以外は、各々口に運んでいた食いもんで咽せている。
さすが大人と言うべきか。
どれだけ酷く咽せようとも口の中のものは外に出さず口を閉じて咳き込んでいる。
そうだな、食いもんがもったいないもんな。
……じゃなくて。
輪廻「なんで俺ん家で飯食ってんだアンタらは！！」
俺がその一言を発した…というより叫んだ瞬間、その場の空気が一瞬、止まった。
この表現は大袈裟なのかもしれないが、少なくともほろ酔い気分をぶち壊すには充分な破壊力を持っていたようだ。
現に、今にもどんちゃん騒ぎを始めようとしていたマイクとミッドナイトも固まってる。
…これはどういう反応だととれば良いんだ？
相澤「……手国、どういうことだ？
輪廻達には話を通したんじゃないのか？」
手国「んー？あれ？連絡しなかったっけ？
リンから“OK”って返信貰った気がするんだけど…。」
だから連れて来たんだし。
あいちゃんの質問にそう付け加えながら答えるトリさん。
その返答を聞いて慌てて携帯を確認しようとポッケを漁り…食卓の上に目的のソレを見つけて急いで開く。
メールのアイコンをタップしてアプリを起動して連絡を確認。
一応、電話の履歴も確認した。
が、電話の履歴はおろか、そんなやり取りをしたメールも残っていなかった。
輪廻「…そんなメール、残ってないけど。」
手国「え！？マジで！？」
何度更新してもそんなメールは届いてない。
つまり、送られて来てないのだ。
俺の苛立ちが込められた呟きに反応したトリさんは自分の携帯を弄り始める。
そして「あ……」と小さく声をあげた。
手国「ごめん。メール、送信じゃなくて下書き保存してた。」
輪廻「……は？」
片手を立てて「悪い」と申し訳なさそうに眉尻を下げるトリさん。
なんでもトリさん曰く、俺にメールを送信したつもりが下書き保存になってて、加えて受信メールの一番上にあったのが、別件で俺に頼んだものに対する「OK」という返信だった……とのことであるのだが。
まぁ、普通にキレるよな。
輪廻「…あいちゃん。」
相澤「なんだ？」
輪廻「トリさん、タコ殴りにしてもバチは当たらないよね？」
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ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 鋼夜さん» ステイン様の小説も書いて欲しいです (2018年9月9日 16時) (
レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
鋼夜(プロフ) - きなこねこ。さん» 楽しみにしてくださり、ありがとうございます！！ 次章でも楽しんで頂けるよう、頑張りますのでどうぞよろしくお願いします！ (2018年4月29日 22時) (レス) id: 0d16a2c0e0 (このIDを非表示/違反報告)
きなこねこ。 - もうすぐ７章目ですねー!輪廻ちゃんがどう動くのか楽しみです！ (2018年4月29日 0時) (レス) id: d0d6790e43 (このIDを非表示/違反報告)
鋼夜(プロフ) - きなこねこ。さん» ありがとうございます！楽しく読んで頂けているのなら、本当に嬉しいです！ (2018年4月21日 22時) (レス) id: 0d16a2c0e0 (このIDを非表示/違反報告)
きなこねこ。 - 楽しく読ませていただいています!輪廻ちゃん好き...。もっと伸びてほしい! (2018年4月21日 22時) (レス) id: d0d6790e43 (このIDを非表示/違反報告)
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