アマリリスって花言葉なんだっけ？ ページ5
輪廻side
幻とのたった一言のやり取り。
だけどそれで俺はハッと我に返った。
同時に、レタスを洗ってた手も止まる。
輪廻「…俺ら、何してるんだ？」
化野「料理。」
輪廻「違う、そうじゃない。
そうじゃなくて……なんでこんな大人数の飯作ってんだ？」
化野「え？そりゃあ……あれ？何で？」
俺の問いかけで我に返ったような幻。
2人してあれ？と首を傾げる。
ココは俺ん家だ。そのキッチンに立って飯を作ってるのは分かる。
けど、だとしたら何で俺らは今日、A組の期末試験(実技)に関わったメンバーの飯を作ってんだろうか？
俺一人なら、まだ寝ぼけて適当に返事した流れでやってるんだろうって思える。
けど、何で幻がこんな不思議そうなんだ？
輪廻「…なぁ、俺ら今日、一緒に帰って来たよな？」
化野「うん。『サポート』のメンバーでそれぞれの生徒について纏めようって話に…。」
輪廻「兄ちゃん呼ぶのは若干気が引けるな、って言った記憶がある。」
化野「うん、言ってた。
ボクらが帰って来て少ししたら梨那とクマさんときぃくん、ぷっちゃんが来て…。」
輪廻「そこで、梨那と兄ちゃんが雄英の普通科で同じクラスだったって話聞いて…。」
化野「そうそう。で、その話してたら四条さんとトリさんが来たんだよ。
…雄英の教師陣と一緒に。
それで気が付いたらこうしてご飯作ってた、んだけど……。」
二人で今日の学校帰りからの状況を思い出して話し合う。
一体、何がどうしてこうなったのか。
師匠とトリさんが雄英の教師陣引き連れて来て、そんで「ご飯食べながら話そう！材料はあるから！！」と言われてそのまま流されるように黙々と料理を作って……。
そこまで思い出すと、思考を邪魔するかのようにタイミング良く、炊飯器がピー、と甲高い音でアマリリスを流し始めた。
輪廻「あ。炊けたな。」
化野「そうだね。何人食べるんだろ？」
輪廻「聞いてくるよ。」
炊飯器の中身をひっくり返しながら、幻がそう言うからそれだけ行ってリビングに行こうと足を向ける。
が、俺の身体はピタリと停止。
幻も同じく。
そして息を吸い込んで……。
「「そうじゃねぇぇぇぇぇ！！」」
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ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 鋼夜さん» ステイン様の小説も書いて欲しいです (2018年9月9日 16時) (
レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
鋼夜(プロフ) - きなこねこ。さん» 楽しみにしてくださり、ありがとうございます！！ 次章でも楽しんで頂けるよう、頑張りますのでどうぞよろしくお願いします！ (2018年4月29日 22時) (レス) id: 0d16a2c0e0 (このIDを非表示/違反報告)
きなこねこ。 - もうすぐ７章目ですねー!輪廻ちゃんがどう動くのか楽しみです！ (2018年4月29日 0時) (レス) id: d0d6790e43 (このIDを非表示/違反報告)
鋼夜(プロフ) - きなこねこ。さん» ありがとうございます！楽しく読んで頂けているのなら、本当に嬉しいです！ (2018年4月21日 22時) (レス) id: 0d16a2c0e0 (このIDを非表示/違反報告)
きなこねこ。 - 楽しく読ませていただいています!輪廻ちゃん好き...。もっと伸びてほしい! (2018年4月21日 22時) (レス) id: d0d6790e43 (このIDを非表示/違反報告)
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