苦手なジャンル ページ30
緑谷side
峰田「何の話ってオメェ……！
夕陽に照らされた薄暗い部屋で男女が二人っきり！！
薄着で重なり合う影！！
これはもうセっうごぁぁあ！？」
キョトン、とするゲンちゃんに両手をわきわきと動かして力説する峰田くん。
だけど峰田くんが言い終わる前に何かを察したゲンちゃんが峰田くんの足元に何処から取り出したか分からないナイフを投げつけた。
深々と峰田くんの足元に刺さったナイフは、ギラリと不気味に光る。
峰田「何しやがんだよぉ！！
危ねーだろ！！オイラに刺さったらどうすんだよぉ！！」
化野「大丈夫。そんなヘマはしないから。
本気で刺したいなら心臓とか米噛み、あと眉間とか大動脈とか狙うから。」
峰田「それ確実に殺しに来たんだろ！！？
嫌だよ、オイラ！この合宿で夢も見れずに同級生に刺されて死ぬなんてしたくねえよ！！」
化野「ならリンの前でその手の話はやめてくれるかな？」
涙を流してゲンちゃんに怒鳴る峰田くん。
だけど、ゲンちゃんはなんて事のないようにさらりと脅迫でもするかのように言った。
…なんか、ゲンちゃんの言動がりっちゃんに似てきてる気がする……。
チラッと横目でりっちゃんを確認してみれば、こっくりこっくりと船を漕いでいる。
…今まさに、話題の中心になりそうなのに。
相変わらずのマイペースというかなんというか……。
化野「リンはその手の話にすこぶる弱いの。
今は船漕いでて聞こえてないから良いけど、さっきの発言、リンが聞いてたら100パーセント
はぁ…とため息とともに吐き捨てるように言うゲンちゃん。
そんなゲンちゃんの言葉に、「りっちゃんにそんな苦手なものあったっけ？」と目を閉じて記憶を辿る。
僕の記憶の中のりっちゃんは何事にも物怖じしない人の筈だ。
…これも、僕らが知らない七年の歳月によるものなのだろうか？
上鳴「へぇ…リンにも苦手なものってあったんだなー。
つーか、そう言う所に気を使うって…化野ってリンの親みてえだよな！」
ケラケラとゲンちゃんの言葉に笑いを返す上鳴くん。
だけど、その上鳴くんにゲンちゃんはものすご〜く嫌そうな顔をして言った。
化野「蛇の世話したことないからそう言えるんだよ。」
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ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 鋼夜さん» ステイン様の小説も書いて欲しいです (2018年9月9日 16時) (
レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
鋼夜(プロフ) - きなこねこ。さん» 楽しみにしてくださり、ありがとうございます！！ 次章でも楽しんで頂けるよう、頑張りますのでどうぞよろしくお願いします！ (2018年4月29日 22時) (レス) id: 0d16a2c0e0 (このIDを非表示/違反報告)
きなこねこ。 - もうすぐ７章目ですねー!輪廻ちゃんがどう動くのか楽しみです！ (2018年4月29日 0時) (レス) id: d0d6790e43 (このIDを非表示/違反報告)
鋼夜(プロフ) - きなこねこ。さん» ありがとうございます！楽しく読んで頂けているのなら、本当に嬉しいです！ (2018年4月21日 22時) (レス) id: 0d16a2c0e0 (このIDを非表示/違反報告)
きなこねこ。 - 楽しく読ませていただいています!輪廻ちゃん好き...。もっと伸びてほしい! (2018年4月21日 22時) (レス) id: d0d6790e43 (このIDを非表示/違反報告)
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