体育祭の翌日・A ページ40
ー相澤家ではー
相澤side
朝の五時半。
今日は昨日の片付けがあるはずだ。
そう思って、寝ぼけたままの頭を振る。
ふと、トーストの香ばしい香りがしてきて不思議に思うも、アイツがいることを思い出す。
もう一週間くらいになるのだが、一向に慣れる気配がない。
布団から這い出し、ひんやりとしたフローリングを踏みしめてリビングに向かった。
化野「あ。おはようございます。
コーヒー飲みますか？」
相澤「ああ、おはよう。
もらえるか？」
化野「どうぞ。あ。もう少しで出来るので座っててください。」
相澤「ん。ありがとう。」
キッチンにいる化野からコーヒーの入ったマグカップを受け取り、食卓に着く。
この食卓だって、もう何年も使ってなかったが、化野が来てからは毎日使っている。
慣れない椅子の感覚にため息を吐きながらも、ぼんやりと付けっ放しのテレビから流れるニュースを見る。
やはりというかなんというか……。
話題は昨日の体育祭のことばかり。
……あ。デザイアスとファントムの復活もやってるな……。
服部のことは……あまり、か……。
7年間も指名手配されてた割に、アッサリしてるもんだな。
化野「お待たせしました。
目玉焼き、何かけますか？」
相澤「…醤油。」
化野「だと思った。」
そう笑って醤油差しを食卓に置いた化野。
化野が席に座ったのを見てから、2人合わせて「いただきます」と言って食べ始める。
……トーストに目玉焼きにサラダ。
はっきり言って、朝から凝りすぎだと思う。
相澤「……朝から大変だろ、この量。」
化野「？いえ……。
普段は毎朝3人分作ってますし。
リンは朝起きれないからボク一人で作ってますし…あ。
邪魔が入らないのは有り難いです。」
相澤「邪魔？」
化野「流石に高校生の二人暮らしは防犯面で心配だからってたまぁに、トリさんも泊まるんです、ウチに。
その時は大体手伝うって言ってくれるんですけど……。」
相澤「それは邪魔だな。」
苦笑する化野の言葉に、目付きの悪い同期を思い出す。
確かに、アイツがキッチンにいるだけでかなり邪魔だ。
相澤「……ところで化野。」
化野「どうしました？…あ。もしかして、不味かったとか……」
相澤「いや違う。飯は美味い。
が、お前……背が縮んでないか？」
向かいに座っているから分かるが、目線がいつもと違う気がする。
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鋼夜(プロフ) - さのさん» あ。気付かれる方がいらっしゃいましたか！！w (2017年12月3日 10時) (
レス) id: 0d16a2c0e0 (このIDを非表示/違反報告)
さの - 輪廻ちゃん…たこ焼き食べたいんだねぇ！美味しいもんね！たこ焼き！ (2017年12月3日 4時) (レス) id: e63060316e (このIDを非表示/違反報告)
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