中庭行くか ページ32
輪廻side
エンデヴァー「その可能性は無いな。」
バッサリ切り捨てるエンデヴァー。
オイオイオイ……その自身は一体どこから来てるんだよ。
不思議でしゃーないわ。
輪廻「根拠は？」
エンデヴァー「アレは俺の息子だ。
故に敵に堕ちることはない。」
輪廻「はぁ〜？」
思わず、そんな声が出た。
いや、ワザとじゃないのよ？
びっくりしたの。割とガチで。
輪廻「あー……いや……なんだ…オメデタイ頭してんな、アンタ。
まァ、良いや。
何にせよ、緑谷出久には感謝しなよ。
お陰で焦凍がやっと前向いた。」
エンデヴァー「訳がわからんな。」
輪廻「分からなくて結構。
アンタみてぇのがNo.2やってちゃ、そりゃ世も末だわな。」
青筋を浮かべたエンデヴァーに背を向けてそのまま歩く。
いや、なんだ……流石に……。
うん、アレはびっくりだったわ。
何あの自身。
一周回って怖いんだけど。
頭にくるとか、全部通り越したんだけど。
轟「……リン……」
とりあえず、マスクを置こうとまた更衣室に向かっている途中、控え室前を通ると、丁度中から出てきた焦凍と鉢合わせた。
実は焦凍とは、師匠とエンデヴァーを通して何度か会ってる。
俺的にはそこそこ仲が良いと思う。うん。
ちっせえ頃……つっても、6年前くらいからの付き合い。
世間って狭いな。
輪廻「おう、焦凍。
三回戦進出、おめっとさん。」
轟「あぁ。……少し、話したい。」
輪廻「オーケー。んじゃ、中庭行くか。
この時間は誰もいねぇだろ。」
コク、と頷いた焦凍の手を引いて歩く。
……昔は俺が対人恐怖症だったからなぁ…。
今とは逆で、焦凍が手ェ引いてくれてた。
懐かしいな、うん。
あ。補足させてもらうと、オールマイトの年齢が不明だから師匠とエンデヴァーと同い年で同学年だったことにさせてもらうよ。
コレ、作者の都合な。
……メタイ？気にすんな！！
輪廻「……この辺りでいいか。」
中庭に着いた俺らは、デッカい木の根元に腰を下ろす。
片膝立てて、片足は胡座みたいにして。
この座り方、歌膝って言うんだと。
輪廻「……どしたよ、焦凍。」
轟「…ダメか？」
輪廻「いや、別に構わんけどさ……」
胡座みたいにしてる方の足に頭を乗せて寝っ転がった焦凍。
……イケメンって、こう言うことしてても「キメェ……」って思わねぇから不思議だよな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 31人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鋼夜(プロフ) - さのさん» あ。気付かれる方がいらっしゃいましたか！！w (2017年12月3日 10時) (
レス) id: 0d16a2c0e0 (このIDを非表示/違反報告)
さの - 輪廻ちゃん…たこ焼き食べたいんだねぇ！美味しいもんね！たこ焼き！ (2017年12月3日 4時) (レス) id: e63060316e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
