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5.自由奔放の大エース ページ5
木兎「赤葦ー！ 」
赤葦「木兎さんお願いします！」
夏休み合宿前 梟谷学園高校では今日もいつも通りに練習をしていた
相変わらず部長の木兎はうるさく チームメイトも苦笑いだ
木兎「ヘイヘイヘイヘーイ!! 俺最強ーー！」
『うるさい』
宮城県からわざわざこっち来るのも大変だなーっとスコアを書きながら考えているAに
木兎「おいおいー！A何ぼーっとしてるんだ？」
試合が終わった木兎が声をかけた
心配そうにのぞき込む 木兎
『いや 烏野高校さ 遠征代大変そうだよね』
赤葦「宮城からだと結構距離ありますよね この辺まで」
『マネージャーの子も大変だよね
西谷「 潔子さん俺の話を!?」
田中「ﾑﾑ 今美女が俺の噂を!!」
日向「ﾊｯｸｼｭﾝ!!」
木兎「おいおいおーーい！ それどういう事だよ〜」
赤葦「いや木兎さんには誰も叶わないですよ多分」
確かにと頷くAと納得する赤葦の横で
なんのことを言われているか分かっていない木兎
本当に素晴らしいくらい単細胞みたいだ
赤葦「さぁ 木兎さん明日から合宿ですし今日は帰りましょう」
木兎「ええええ!? あと一本だけ上げてくれよ 赤葦！」
赤葦「いやです 木兎さんの一本は一本じゃないですから」
なんだかんだ言いながらも結局 トスを上げている赤葦 それを嬉しそうに打つ木兎
そんなふたりを見ながら今日もチームのみんなは笑っている
明日からは１週間の夏休み合宿になる
どこの学校も気合いを入れている
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作者名：京 | 作成日時：2017年11月14日 16時
