ただの部活でしょ？ (ページ32)

今日:6 hit、昨日:3 hit、合計:49,033 hit

3.再会そして迷いページ32

ーAsideー

水道場に着いて私達はペットボトルを洗い始めた
水の音だけが響くその場に一くんの声が混じった

岩泉「…… チアやめちまったのか？」

『はい』

岩泉「理由聞いてもいいか？」

無理に聞こうとはしないけど…… すごく心配そうに聞いてくる

『嫌だって言ったらどうします？』

岩泉「無理には聞かねーよけど俺は話してほしい」

『……聞いてくれますか？昔の話』

岩泉「あぁ」

.

.

.

私は何があったか全てを一くんに話した

気づけば涙を流していた＿＿＿＿＿＿＿＿。

岩泉「そっかしんどかったな」

『逃げたんです私は……』

岩泉「そっかけどよお前がバレーをやってくれたおかげで俺はまたAに会えたんでまたこうやってお前の涙ふける俺は良かったと思ってる」

『一くん……』

そう言いながらあの時と同じように
優しく頭を撫でてくれた優しくされてやって聞いてもらえた話せたという気持ちが溢れだして涙が止まらなかった

岩泉「AはAが信じる道をいけお前がやりたいことやればいい」

『!! 』

ーAside終わりー

気づけば夕日に照らされるそこでAは初恋の相手岩泉に抱きしめられた……

けど人生はそんなに簡単なものじゃない

○「黒尾ーーそんなところで何してんだ??って……A？」

『ぼく……と』

今まで見たことないくらいの辛そうな木兎の顔

そばにいた黒尾と赤葦

『一くん離して!!』

ずっと探してた人にはそう言われて悲しそうな顔をする岩泉

その様子を覗いている及川

そしてみんなの目線の真ん中にいるA……

【着信：日向翔陽】