バレーはもうしない2

52話 ページ10

駅について 外に出てみればもう真っ暗

それはそうだ…夕方に向こうを出発したんだから

「A！！」

『お兄ちゃん！！！』

木兎「全く！ 心配かけるなよ！突然こっちに来るって！！」

私を呆れた顔しながら見てくる…

『はいはい お兄ちゃん試合？明日』

木兎「いや 明日は黒尾の所と最終調整だ」

一緒にこい！そう言ってくれたお兄ちゃん

やっぱりなんだかんだで頼りになります



『お母さん〜〜』

母「A！！久しぶり元気だった!?会いたかったわよーー」

『ううううー私もー』

木兎「俺明日早いから寝るわA明日7時にはいえでるぜ！」

そう言ってお兄ちゃんは寝てしまった 久しぶりの母とふたりだ

母「それで 何があったの？あんたがここに来る時は大体何かあった時だから」

分かってたんだお母さんはいつも ここに私が来る時は お兄ちゃんに泣きながら話聞いてもらってたこと

『実はね________』

中学のことからさっきあった事まで全部お母さんに話した

今の自分の気持ちも 全部さらけ出した

夕のことも 飛雄のことも 徹のことも

全部隠さずに

母「そっか いっぱい悩んだねAは」


『…うん 悩んで傷つけたよいっぱい』

母はゆっくり話してくれた

たくさんの話を

楽しかった話 悲しかった話 嬉しかった話

そして

後悔した話

母「後悔して欲しくないAには あなたが 後悔しない道を進んで お母さんは応援してる」

そう言って優しく撫でてくれるお母さん…
ありがと…

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