バレーはもうしない2

57話 ページ15

烏養「パワーもテクニックもあるエース…攻撃はもちろん囮としても厄介な16番 そして及川のサーブ」

『どこかを崩さなければこっちがやられますね_____。』


一点を見つめながらそういう彼女の目は

あることを見据えていた じっと見つめるその先には

田中と16番(京谷)がいた


『突破口みっーけ♪』

私は月島をみる すると月島も私と同じことを考えていたらしい

話が早くてたすかる

黙って頷くと 向こうも理解したようだ

及川さんのサーブが乱れた

そこから16番の攻撃になった瞬間


月島と田中は一応瞬時に交換した


そして ブロックに成功した


「「「ドシャットーー！」」」

烏養「よっし！！切った！！」

と同時に及川さんのサーブを切ることに成功した。

『流れを引き寄せろ… ここしかない！！』



少しずつであるがこちらに試合が傾き始めた

そう思ったのに…16番が戻ってきてしまった

及川「きょうけんちゃん！！」


1度失敗して 戻されて そんな奴にすぐにトスをあげる及川さん その目はまっすぐチームメイトを信じる目をしていた 。


その1本で16番は チームとなった




『次 及川さんのサーブです』

その言葉に全員の緊張感はさらに高まった

『夏合宿 嫌という程 梟谷のエースのサーブ 生川の サーブ… たくさんのサーブを上げてきた

上がらないボールなんてない しっかり前見ていけばみんななら必ず次に繋がります』

澤村「当たり前だ！行くぞ！！」

「「「「おう！！！」」」」



そして 試合も終盤戦 この会場にいる全ての人が この試合に夢中になる



だが________。 そう長くは続かない それが試合というものだ


『これが最後の及川さんのサーブターン… 』

止めなきゃ終わり



ここで繋げなきゃ前と同じだよ



24対22

青城のマッチポイントだ__________。



菅原「触ればなんとかなる！負けねーよ俺たちは」

そう言って肩を組む3年生

縁下「繋げろ！最後まで 」

思いを託す２年生

『出来る ここまでやってきたんだから』

私が押すのは1年の背中




「思いっきり行けよー！」

及川「当然」




私を指さす及川さん _________。


決めさせませんよ

絶対に ここで終わりにさせません。


〇「拾えよーー！」

全員が祈るなら ぴーーーーーーっ！笛の音がなった




.




.





.




『上がった！ 繋いで！！！』


大地さんが あげたしっかり 飛雄のもとに

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