42 ページ42
『なななななななんでしょうか
ソクジン君、テヒョン君が気にくわないならあげるから好きにしていいよ』
TH「ヌナ！
ちちちち違うよね？ジニヒョン
ヌナがヘラヘラ媚び売ってるから怒ってるんだよね？
だったらテテは関係ないもん
じゃあねジニヒョン、ヌナ！」
そう言うとテヒョン君はピューと逃げた
私を置いて
もう一度言おう
私を置いて
私はレベル1の主人公でも倒せるスライムだぞ？
大魔神がいる洞窟に置いてくか？
『キムテヒョン…やはりアイツはデカくてもチビでも永遠の私の宿敵』
いや、今はあやつを気にしてる場合ではない
一発でも食らえば即KOの相手
つまり避けて戦うしかない
JN「ふふ」
『！？』
JN「ふふふふふふふアヒャアヒャアヒャ」
やばいやばいやばいやばいやばい
あれはもう必殺技を繰り出す前段階
勝利を確信した悪魔の笑いに違いない
ならば打つ手はただ一つ
『そそそそソクジン君？
ヌナは今あんまりお金持ってないから一つだけだよ？
一つだけソフトクリーム買ってあげる』
媚びを売るのみ
だけどソクジン君の返事が返ってこない
まさかソフトクリーム一つじゃ足りない？
『し、仕方ないなぁ
もーう二つだけだよぉー
みんなにはナイショねー』
もう冷や汗タラタラで頭から足の裏までべちょべちょなんだが
JN「ねぇヌナ」
『はいぃぃぃ！なんでしょうかねソクジン君』
本当にいつものソクジン君？？
なんて言えばいいのかな、いつもは怒ると真っ赤になって大声早口でまくしたてるのに
今日はなんかなんか
ガチの大魔神(白目)
JN「ソフトクリームよりもっと甘いものが欲しい」
そう言ったソクジン君は悪魔のように美しい微笑みを浮かべていた
しかもなんか距離が縮まってるような…？
思わず後ずさってしまう
が背後には壁
誰か嘘だと言ってくれ
『そそそそそうか！ソクジン君はソフトクリームの気分じゃなくてキャラメルの気分だったのね、よしよしヌナが買ってあげる、、、よ？』
ソクジン君が背後の壁に手をつく
今の年齢が14歳とはいえ高身長の彼は私より背が高い
上から見下ろされ、逃げ場のないこの状況にどうしていいかわからない
うわーん助けてぇ勇者さまぁ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1234人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
エバ(プロフ) - わぁー！ありがとうございます！！ご期待に添えられるようこれからも頑張ります！！ (2021年10月12日 15時) (
レス) id: 5c5d17a113 (このIDを非表示/違反報告)
七海 - ↓間違えました…すみません!この話とても気に入ってます! (2021年10月10日 18時) (レス) id: 83f7c9d8f8 (このIDを非表示/違反報告)
七海 - この写真気に入ってます!最新頑張ってください! (2021年10月10日 18時) (レス) @page23 id: 83f7c9d8f8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：エバ | 作成日時：2021年10月2日 10時
