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22 念願の、 ページ24

家政婦の朝は忙しい。何故なら、メンバー全員の朝御飯を作り、その後起きてこなかったメンバーを起こしに行かなければならないからだ。

中にはなかなか起きてくれない奴等がいる。

まずはこの人。

「四葉さん、起きて」

ゆさゆさと揺らしてもなかなか起きない。

「ん〜…。そーちゃん、うるさい」

「……俺Aちゃんです…」

人間違いもされるし、目を頑なに開かない。

「早く起きないと大和さんに王様プリン食われるぞ」

「はっ?!!!」

「おはようございます」

この最終手段は壮五さんから直々に教えてもらったものだ。
さすが壮五さん。相棒のことよくわかってらっしゃる。

次にこいつ。

「すー……」

相変わらず寝相が悪い七瀬。
なんで枕が足元いってんの…?

「七瀬、起きろ」

肩を叩いて呼び掛けるが応答なし。

「いたぁっ?!!」

「おはようございます」

七瀬の腹はたぶん俺の足が好きなんだろうと思う今日この頃。


最後は、この人。

「起きてるんなら、早くリビング行ってくださいよ」

「え〜〜?いいじゃん。お兄さん、シオンちゃんと話したいなぁ」

「おっさんきもい」

「せめてお兄さんって言ってほしいんだけど」

起きているのに俺が起こしに来るのをわざわざ待っているという一番たちが悪いやつ。

「ご飯、冷めるからはやく」

「うーん、シオンがモーニングキッスしてくれたら…ごめんごめん嘘だって眼鏡はやめて」

眼鏡を人質にとればこっちのもんだ。


__________

メンバーがレッスンし終わった直後の昼頃だった。

インターホンが鳴り、俺は玄関に向かい、ドアを開けた。

すると、そこには………
俺の携帯の待ち受けにしている本人ーー九条 天がいた。

やばい本物…?え?俺ちゃんと生きてる…?


混乱していると、九条さんと目が合った。

!!!!!!!


瞬間、俺は全身に熱を持つのを感じた。

どうしよう、俺九条さんと目が合った……。


「こいつ、紡の弟のA」

「天のファンなんだって」

九条さんの後ろにいた八乙女さんと十さんが何か言ってるが全然頭に入らない。

頭に何か触れたと思ったら、なんと九条さんが俺の頭を撫でているではないか…!

「Aくん、僕のファンなんだってね。
ありがとう、嬉しいよ」

「〜〜っ…!!!!!」

恥ずかしくて顔を隠してしまった。

そんな失礼な俺に何も言わず撫で続けてくれる九条さん。

優しい…!天使…!


「好きです……」

思わず告白してしまった。

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弥生 - 今まで読んだアイナナの男主の中で、一番面白かったです。 (2021年9月20日 20時) (レス) id: a8e691c982 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - ゆぅあ(o・ω・o)さん» コメントありがとうございます!随分前のお知らせでしたので困惑させてしまいましたね、すみません(^^; 更新待っていただけて嬉しいです。ありがとうございます! (2021年2月1日 18時) (レス) id: 137c45cd89 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅあ(o・ω・o)(プロフ) - 間違えました!!!!ですけどまた更新待ってます (2020年12月14日 22時) (レス) id: f45915f976 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅあ(o・ω・o)(プロフ) - 来年の三月まで待ってます!! (2020年12月14日 22時) (レス) id: f45915f976 (このIDを非表示/違反報告)
成瀬 - 早く続きが読みたいです!お願い致します (2020年4月22日 11時) (レス) id: 9df39f7e96 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくらんぼ | 作成日時:2016年5月8日 12時

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