10 友達 ページ11
ー朝。
今日は月曜日。
すなわち学校に行かなければならない。
…正直だるい。
だからといってサボってしまうと姉ちゃんが怒るのでそれはしない。
少し憂鬱に思いながら閉じていた目を開けると、なんとそこには三月さんがいた。
「っ、…！！！」
びっくりしすぎて完全に目が覚めた。
何故三月さんと一緒にベッドで寝ているかを冷静に分析する。
ああ、そうだ…
昨日は三月さんの部屋に寝ることになったんだった。
そして、俺が七瀬の部屋で寝たときみたいに床で寝ようとしたら、三月さんが、
「え？一緒に寝るだろ？」
ってまるでそのことが当然だ、というように言われて結局一緒に寝たんだった。
疑問が解決した俺は、目の前の三月さんをじっと見てみた。
まつげなげー、
顔ちっちゃい…
肌きれー
とかいろいろ思ってたら、三月さんが俺の意思を汲み取ったのか、ただ寝相が悪いのか、俺の頭にものすごい勢いで腕をぶつけられた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
教室に入って、自分の席に着こうとしたら、いつも通り、あいつに声をかけられた。
「おはよー、A」
「…おはよ、シキ」
あいつっていうのは、去年からつるんでる友達で、名前は佐藤 志貴(さとう しき)という。
シキとは一緒にいて心地がいいからなにかと共につるんでいる。
見た目が金髪で性格も明るいので俺にとっていろいろ眩しい。
そして、こいつも俺と同じ不良だったりする。
「数学の課題、お前わかった？
あれむずくねぇ？」
…根は真面目だが。
「ていうか、昨日お前ん家に行ったら誰もいなくてさぁ。ラビチャしてもお前の返信来ねえし…」
「あ、ごめん…。昨日はいろいろあった」
「いろいろ？」
「家政婦してた」
「は？」
「姉ちゃんのプロデュースしてるアイドルの」
「はぁ？それってもしかして、アイなんとか？」
「アイドリッシュセブンな」
「まじかよ、男かよ」
説明する度にシキに険しい顔をされた。
え、なんでだよ
「まさか住み込み？」
「うん」
「アウトーーー！！！！」
ええっ？！
ガタタっと椅子から立ち上がるシキ。
つられて俺も立ち上がってしまった。
「お前なんだその危ないフラグ立ちそうな状況は？！」
「は？」
「いいか、危ない状況になったらとにかく逃げろ！わかったか？」
シキの顔がすごく怖かったから何回も頷いてしまった。
すると、それに満足したのか、シキは自分の席についた。(といっても俺の右隣だが)
…なんだったんだ。
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弥生 - 今まで読んだアイナナの男主の中で、一番面白かったです。 (2021年9月20日 20時) (
レス) id: a8e691c982 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - ゆぅあ(o・ω・o)さん» コメントありがとうございます！随分前のお知らせでしたので困惑させてしまいましたね、すみません(^^; 更新待っていただけて嬉しいです。ありがとうございます！ (2021年2月1日 18時) (レス) id: 137c45cd89 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅあ(o・ω・o)(プロフ) - 間違えました！！！！ですけどまた更新待ってます (2020年12月14日 22時) (レス) id: f45915f976 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅあ(o・ω・o)(プロフ) - 来年の三月まで待ってます！！ (2020年12月14日 22時) (レス) id: f45915f976 (このIDを非表示/違反報告)
成瀬 - 早く続きが読みたいです！お願い致します (2020年4月22日 11時) (レス) id: 9df39f7e96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらんぼ | 作成日時：2016年5月8日 12時
