フォーエイトと……

体育館2 ページ6

こた「3年の吉田A。ステージへ上がってください。」

そう言って私を指さした。隣からは鈴菜が不安そうに後ろからは蒼井ちゃんからの殺気が。周りからジロジロ見られている。

見られているのもあり、渋々ステージへ上がると。

こた「えー、僕達はAのために神奈川まで来ました。校長先生からは許可されているので大丈夫です！」

(こたつ君め、先に校長に言うとは。)

こた「ワカヴァ、A2人は何があったのかな？」

「いや、何も無いよ」

わか「じゃあなんでみんなのLINEや、電話に答えてくれないんだ？48Studioにも最近来てない。それにマスクなんてどうしたの？」

「いや…………」

わか「マスクはずしてくれない？」

「ごめん。無理。」

わか「フォーエイトの誰にも？」

こた「リーダー命令だ。俺には見せろ。」

そう言ってステージ袖に連れてかれ勝手にマスクを外した。
私はすぐに傷を隠した。

「私を嫌いにならない？」

こたつ「ならない。」

そう言われたので、傷を見せた。

こた「酷いな。これ、誰にやられたの？このこと誰が知ってる？」

「蒼井ちゃんって子にやられた。知っているのはその子と鈴菜って子だけ。」

こた「わかった。」

そういったこたつくんの目は鋭かった。

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