アシスタント１４ ページ14
乱数の様子を窺うも、変わった様子は無い。
恐らく、女性に対して……いや、バトルに関係の無い者に対してはその程度の関心しか無いのだろう。
なら、俺も特に思うことは無い。
乱数が何かに利用しようとしているのなら、その目的に興味があった。
だが、今となっては彼女は部外者だ。
俺の嘘の阻害にもならなそうだし、恐らく……。
___私を引き取って面倒を見てくれたことには、恩を感じています。
ただの、女性だ。
「乱数の事務所に営利的目的で通う女性、少しぐらいの興味は持つものでしょう」
「確かにな。まぁ俺は仕事中に乱数の所行くことねぇし、どうでもいいかな」
「え？ボク何度か帝統に仕事中入られたことあるよ？」
「あれ」
俺もあるんだが。
はぁ。
まぁ、俺も乱数も個人でやるものだから、突然こられても困る事は無いけどね。
ただ最近は甘やかしすぎなのか、若干来すぎだ。
「帝統、そんなことより前に小生が貸したお金はどうしたんですか？賭場、行ってきたんですよね？」
「えーえぇ？なんのことだー……？」
「帝統……」
やれやれ。
この取り扱い不注意ニャンコだけで手一杯だよ。
「あ、そうそう幻太郎」
「？なんですか」
突然真っ直ぐに目を向けられて、首を傾げる。
珍しく人間らしい顔付きで、乱数はこう続けた。
「昨日のオネーさんはボクのお気に入りだから、あんまり手、出さないでね？」
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黒羽ひみと(プロフ) - アスカさん» 本当ですね汗。教えていただきありがとうございます！直しておきます。 (2019年10月5日 14時) (
レス) id: 451dd01b35 (このIDを非表示/違反報告)
アスカ(プロフ) - すみません。27話から一気に30話になってますよ。 (2019年10月5日 0時) (レス) id: 1b47d3033b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒羽ひみと | 作成日時：2019年8月16日 9時
