パパ大好きだよ (ページ37)

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珀亜side

僕が入院してからパパは毎日来てくれた

延期にできる仕事は延期にして貰ってるらしい

パパと二人きりはきついだろうからって

GENEメンバーも居てくれた

パパは僕に何かを伝える度に

誰かに言ってもらっている

僕はもう直接話してくれてもいいのだけど

体が勝手に震えるんだよね

でも今日は違った

涼太くんが楓亜を連れてくるって伝えてくれた

正直まだ楓亜のことを心から許してるわけじゃない

いくら双子だからといってまだ怖い

するとパパが

嫌だったら嫌でいいよって言ってきた

僕は迷わず嫌だと言った

パパも涼太くんもびっくりしてた

もちろん僕もびっくりした

パパは泣いてる

パパの心に前のような悪魔は居ない

亜｢ﾋｸｯﾋｸｯ｣

涼｢亜嵐くん、落ち着いてよ笑｣

涼｢珀亜、答えてくれてありがとうね。楓亜はまだ辞めておこうか。また心にゆとりが出来たら教えてね！｣

珀｢うん｣

それから少しずつパパと話せるようになった

亜｢え！？珀亜またダンスを始めたの！？｣

珀｢そうだよ！6年生のかっこいいお友達がいてね！｣

珀｢退院したら会いたいの！｣

涼｢亜嵐くんには言ってなかったもんね笑｣

亜｢びっくりだよ笑｣

蒼空くんのことを話してみた

まさかGENEのバックダンサーもしてるとは思わないよね

会った時驚くだろうな