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『何の音?』
「入り口の方だね五条たち、帰ってそうそう喧嘩でもしてんのかな」
『でもこれ、なんか嫌な感じがする』
「行くのか?」
『うん。硝子さんも』
「まあ、倒れられたら困るしね」
たったったった
『蝿頭?……っ!!悟さん!?』
「待て、A近付くな」
『何でっ?!!』
「反転術式を使ってる……。」
「Aは近付かずに蝿頭を祓って。私は夏油の所に行ってくる」
『っ……はい!』
俺が近付くと悟さんの反転術式が使えなくなっちゃうから
俺は遠隔の呪力操作で数百匹の蝿頭を祓った
「ん?蝿頭祓われてんじゃん」
黒髪に口元に傷のある男
高専では一度も見たことない
『お前が悟さんを?』
「ふ、ああ。」
『っ……!!』
怒りを納めた
あの悟さんが負ける相手
俺が下手に戦っても勝てるわけがない
『近付くなっ、来るな!!』
地割れが起きるほどの呪力を体全身からだし、威嚇した
「おー、こわ。はいはい。帰りますよ」
その男は消えていった
『悟さんっ……』
俺は少し涙を浮かべながら、悟さんが俺の術式にかからないギリギリの所でしゃがみこんだ
怖かった
悟さんが、傑さん死んでしまうのではないかと思ってしまって
少しだった涙が増えて目が熱くなった
待っていた
とすっ
うつむいていた俺の頭に大きな手が乗った
「A、大丈夫だ」
『さどうざんっ!』
「それは誰だよ、」
「あいつを倒しに行ってくる」
その悟さんの横顔はいつもと何か違った
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こはく(プロフ) - 受験頑張ってください!作品めっちゃ面白いので、2月の中旬ぐらいまで楽しみに待ってます! (12月6日 6時) (レス) @page12 id: 094a65f89f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霊時 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2023年12月1日 18時