35.メメントモリ ページ33
Noside
月明かりに照らされた男と少女がいる
そこは森の中にある廃墟だった
男は瓦礫に腰をかけ、少女は俯きながら膝立ちをしている
男「よぉ、A。この間ぶりだなぁ?」
少女の瞳が赤から蒼に変わっていく
そして、彼女はゆっくりと、気怠そうに顔をあげた
A「、、、蒼」
椿「何だよ、気づいてたのかぁ?」
A「こんな力を持ってる人、私蒼以外に知らない。招宴の時、コンタクトしてたでしょ。黒目で気づかなかった」
椿「声で気づけよな」
A「人って最初に声を忘れるんだって」
椿「2年前のことすら覚えてねぇのかよ
まぁいいや」
そう云い、蒼と呼ばれた男は瓦礫から飛び降りた
そして、未だに地に膝をつけたままの少女に歩み寄る
A「ねぇ、何で私は'動けない'の?」
椿「あぁ?そんなの、俺の異能力が進歩したからに決まってんだろぉ?」
少女は眉を顰める
椿「俺の異能の本質は『支配』だ
その範囲が'意識'なのか'身体'なのか、はたまた両方なのかの違いだよ」
A「じゃあ、何で生きてるの」
椿「そんなのどぉでもいいだろ
おい、A」
男は少女の顎を掴み、顔を無理矢理上にあげた
椿「お前、この組織、『メメントモリ』に入れ」
A「やっぱり『メメントモリ』は『八咫烏』の代わりに作られた組織だったんだ」
椿「あぁ。あの時ポートマフィアにほぼ壊滅されたからな
でも、さっき云った通り、俺はギリギリ生きてたんだわ
だから、もう一度ポートマフィアにリベンジするために組織を再編成した
と、云うわけで、A、来い」
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紫乃(プロフ) - りりり ( ´・ω・)(・ω・` )@受験多忙さん» コメント、お褒めのお言葉、ありがとうございます!ご多忙なのに読んでいただけて嬉しいです!イベント、参加させて頂いちゃいました♪続編!お時間のある時に、まったりと読んでいただけたら嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2023年2月23日 22時) (レス) id: 6ec89759a7 (このIDを非表示/違反報告)
りりり ( ´・ω・)(・ω・` )@受験多忙(プロフ) - めちゃめちゃ遅くなってしまい申し訳ないです…イベント参加ありがとうございました!!キャラを見せる文章や、ストーリ性?というのでしょうか…とにかく文才という文才が爆発してらっしゃいました(?)シリーズまだ続いてるようなので見させて頂きますね!! (2023年2月23日 2時) (レス) id: 683d7ef17c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫乃 | 作成日時:2022年12月15日 19時