最年少幹部と番犬 2 【文スト】

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芥「降参した」


A「ん？」


芥「降参した。僕の負けだ」


ありゃ、意外と直ぐに折れた
そう思って太宰さんの方を見ると、何やら笑顔だった


太「もう終わりだね
どうだった？君より、Aの方が'強かったろう'？」


芥「、、、はい」


太「だったら、もうああ云うことはしないこと
いいね？」


芥「、、、はい」


素直に龍が頷いて、太宰幹部は訓練場から出て行った





A「あ、そうだ。これ、もう解くね」


そう云って氷を消した


芥「！ 何故、、、」


A「？ だって、太宰幹部から貰ったものでしょ？それ。大事にしてるから傷ませたりしたくなかったの」


上手く調節したので、乾かせば大丈夫だろう


芥「愚かな。僕など棄ておけばいいものを」


A「そう云う訳にもいかないでしょ
だから、ほい」


そう云って手を差し伸べた


芥「？ 何だ」


と、怪訝がわしい顔をされる


A「握手だよ。仲直りの握手。ん」


そう云って手を突き出す
すると


芥「ふ」


A「！」


笑った、、、？


芥「貴様は阿呆だな」


A「むぅ〜。仲直りすることが阿呆なら私は一生阿呆でいいんですよぉ〜
悪いかぁ〜？」


芥「いいや。悪く無い」



そう云って龍も私の手に自らの手を合わせた

そして、私は悪戯っ子のように笑った

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