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16.闇夜に咲く美しき徒花 ページ34

首領室での会話が終わると太宰幹部は


太『じゃあ、私は先に執務室戻ってるから
後で話、聞かせておくれよ?』


と、後ろ手に手を振って戻っていってしまった


美「なぁ、今から何処行くんだよ」


A「さっき云ってた私の大好きな教養の先生のとこ!此処がその人の執務室」


そんなこんなで話していると、扉の前に辿り着いた


美「ふぅ〜ん。アンタでも教養とかあったんだな」


A「何じゃそりゃ!!
酷いよ美琴!!」


美「とんでもなく馬鹿で阿呆で無鉄砲に見えたもんで」


A「なぁ〜ん〜でぇ〜!!」


?「なんじゃ、騒々しい
静かにせんか」


そう云って扉を開けて出てきたのは、美しい着物を身に纏った雅な女性


?「おや、Aかえ?
最近来ておらぬから心配しておったのじゃ
して、そこの娘は?」


彼女を視界に入れた途端、私は目を輝かせて抱きついた


A「姐様!久しぶり!
美琴、この人は幹部の尾崎紅葉さん!凄く優しい人!
それで姐様!この子は、一つ前の任務で敵組織にいた子!」


紅「何故そのような娘と一緒におる
お主真逆、、、」


それを聞いて歯を見せて、にししと笑う




A「この子、私の部下にするの!」




すると、姐様は目を丸くして暫く固まった後に呆れながら云った


紅「はぁ〜
まぁよい。取り敢えず中に入れ」


A「はぁ〜い!行くよ、美琴」


美「わっ、ちょっ」


私は美琴の手を引いて執務室の中に入った

―――――――――――――――――――――――



A「そんなわけで、私は教養教えられないから、姐様にお願いしたくて」


紅「なるほどのぅ。そうは云ってもお主。3ヶ月前に拾ってきた童供も妾の元に預けっぱなしではないか」


A「うっ、、、それはそうなんだけど、そうなんだけど!!お願い姐様!!暫くの間、この子を預かって欲しいの!もう頼む人いないよぉ〜」


紅「美琴と云ったかえ?
お主はそれで良いのか?」


美「僕はそれでも構わない
この人の所にいずれ戻れるなら」


紅「はぁ、、、良かろう
其方は妾が預かるとしよう」


私がごねていると呆れた様子で承諾してくれた


A「ありがとう姐様!!
太宰幹部に報告しなくちゃいけないから、私もう戻るね!美琴いい子にしてるんだよ!
じゃあね!」


そう云って執務室を後にした

.→←15.此処で働かせてください!



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紫乃(プロフ) - ぴょんぴょんさん有難うございます!これからもよろしくお願いします! (2022年11月24日 19時) (レス) id: 6ec89759a7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょんぴょん - すばらしです。夢主の性格がタイプだしだざさんの口調も解釈一致すぎます。最高 (2022年11月24日 19時) (レス) @page6 id: 7c1e9fc614 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫乃 | 作成日時:2022年11月22日 22時

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