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太宰side
首『自分が何故、このような気持ちになったのか。そして、その気持ちの正体を突き詰めてきなさい』
首『宿題はコレで良いとして、別件で任務を頼みたいのだよ。決行は今から3時間後。大した組織じゃあ無いから大丈夫だと思うよ』
全く、首領は人使いが荒い
作戦の3時間前に伝えないだろう、普通は、、、'普通は'
あれから1時間が経とうとしている
急がなければ、、、
はぁ
首領には変な事を云われるし、それにさっきの中也
中『Aの事を特別視してんのはよぉく分かったが、あんまり縛ってっと、いつの間にか逃げ出すぜ。』
私は別に特別視などしていない
AはAだ。
他の誰でも無い、私のただの部下
_________________________ただの部下?
何だかスッキリしない。モヤモヤする。
そんな事を考えていると、いつの間にか執務室に着いていた
中に入ると袖を引かれた
A「あの、太宰さん、、、、?」
そこには、何かに困ったように眉を顰めるAがいた
太宰「どうしたの?」
A「いや、、、あの、その、、、」
あたふたしていて小動物のようだ
とても可愛らしいので、思わず微笑んだ
太宰「どうしたの?云ってごらん?」
A「、、、何かあったの?」
太宰「え」
予想外の言葉で驚いた
A「だって、訓練場に入ってきた時から何か悩んでる感じだったし、すれ違いざまに中也さんに何か云われていたし、それに、今も何か考えているようだったし、、、」
大丈夫?
と、小首を傾げて聞いてきた
やはり、この子は目敏い子だ
僅かな変化でよく気づく
不安にさせてしまっていたか、、、
私は彼女の頭に手を伸ばし、優しく、ゆっくりと撫でた
太宰「何もないよ?大丈夫。ありがとう、A」
コレも嘘だと見抜かれているのだろう
A「、、、、、うん」
少し間を空けてから、返事をし、ゆっくりと彼女は微笑んだ
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紫乃(プロフ) - ぴょんぴょんさん有難うございます!これからもよろしくお願いします! (2022年11月24日 19時) (レス) id: 6ec89759a7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょんぴょん - すばらしです。夢主の性格がタイプだしだざさんの口調も解釈一致すぎます。最高 (2022年11月24日 19時) (レス) @page6 id: 7c1e9fc614 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫乃 | 作成日時:2022年11月22日 22時