最年少幹部と番犬【文スト】

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久しぶりにこんな状態になってしまった、、、

心配をかけてしまった罪悪感が消えてくれない




A「はぁ〜、、、」


嫌になっちゃうな〜。ここのところは平気だったのに、どうしてまた急に、、、、





__________あぁ、車の中で見た夢のせいか


それなら失敗したな


A「あの時寝なければ良かった、、、」


そんな事を小さく呟いた


すると、廊下の方から足音が聞こえた
どうやらもうお風呂から上がったらしい


気を使わせてしまったなぁ


太宰さんは私の方を見て呆れ顔で近づいてきた


太「もう、髪の毛乾かしておいてって云ったのに
君は風邪を引くと熱が高くて大変なんだから、しっかりやってよね」


A「あはは、そうだったね！
うん、ごめんなさい」


心配をかけないように笑ってみた
すると


A「イテッ」


太「そうやって無理して笑わないの
髪の毛乾かしてあげるからこっちにおいで」


デコピンされた、、、
でも、あんまり痛くなかった、、、


太「Aの髪は綺麗なのだから、傷まないようにしないと」









？『お前の髪は綺麗だね』










何だか懐かしいことを思い出した気がする
あれはいつのことだっただろうか


そんな事を考えていると、あまりにも優しい手つきに安心して、そのまま眠りについてしまった




太宰side

髪の毛を乾かしてあげていたら、いつの間にかAは眠っていた


最近忙しかったのもあって、感情のコントロールが上手く出来なかったのだろう


こんなに弱るのは珍しい
今日はこのまま寝かせてあげようか


そう思って、私はAを部屋まで運んで行った
起こさないように姫抱きで


そして、この子が悪夢に魘されないように、私は決まってこの言葉を、私の中の精一杯の優しさを込めて云ってやるのだ


太「おやすみA。良い夢を」













頭を撫でてやると、少し笑ったように見えた

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