母さん、私は大丈夫

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✩*॰¨̮恵side⋆｡�・✩

(人1)が奇跡を起こしたように、島根商業高校サッカー部は県大会予選の敗者復活戦に駒を進めるという奇跡への一歩をしました



この試合に勝てば祈願の県大会出場の切符を手に入れることができます



けれども、相手は全国ベスト8に輝いた実績もある部員数50人はくだらないという実力校で、誰の目にも勝敗は明らかでした



奈緒子ちゃんから試合の報告を聞いて、(人1)に知らせに病室に行った



恵「相手チームがどんどんシュートうってる。でも、1点も入ってないの！」



(人1)「え？」



恵「０対０で前半折り返し！」



(人1)「すごいじゃん！」



そう言うと、(人1)は自分の方に車いすを寄せた



恵「(人1)？大丈夫？」



(人1)「大丈夫」



恵「ほら」



私は手を差し伸べた



(人1)「出さないで！皆、頑張ってるから、私も頑張らなきゃ。だから、出さないで」



私は(人1)を見守ることにした



(人1)はいつも以上にボールを使ってリハビリを頑張っていた



(人1)「動いて…」



私は奈緒子ちゃんから届いた報告を(人1)に伝えた



恵「(人1)、予選突破だって！」



その時、(人1)はボールを蹴った



(人1)「やった！」



私達は抱き合って喜んだ

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