探偵学園Q 6

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◇No side◇

雨洞「招集されたのは、やはり我々だけのようだ。」

紅城「あんな子供のことすっかり忘れてましたよ。」

椿「忘れるわけないでしょ。なんでこんな時までそんなつまんない嘘つくのよ！

しかし、７年も音信不通だったのになんで今頃…。」

奈々村「もしかして、あのことに気づいたのかもよ。

この脅迫状、あんたたちにも届いたんでしょ？」

紅城「我々が父親を殺したことを知って、復讐しに来るって言うんでしょうか？」

椿「でもあれは、我々４人だけの秘密のはずよ。」

奈々村「どうしたの？雨洞さん、私の足が気になりまして？

自分が殺した男の言葉をまだ律儀に守ってるわけ？案外、気が弱いのね雨洞さん。」

椿「相変わらず、派手な格好、女を売りにしてる人は大変ね。」

奈々村「ええ、女を捨ててるあなたと違ってね。」

椿「何ですって？」

紅城「２人ともこんな時に喧嘩はやめようよ。おしまい、アハハ…あ痛っ。」

椿「こうなる原因をつくったの誰だと思ってんのよ！」

紅城「え〜？アハハ…。」

物音がした。

雨洞「誰だ！？」

神屋「天草流様がおつきになりました。」

雨洞「流様。」

流「やぁ、みんな久しぶり。」

紅城「立派に成長なされて。」

奈々村「すっかり見違えましたわ。」

椿「お懐かしゅうございます。流様。」

流「突然お呼びたてしてすいません。

父の財産を継いでくださってる皆さんにはぜひ、七回忌に参列していただきたいと思いまして。」

雨洞「それはもちろん当然です。」

流「父のことでいろいろとお話を伺いたいと思っています。

どんな話が聞けるのか楽しみにしてますよ。」

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