◇196◇ ページ11
◇Aside◇
A「諸星さん、流は殺人なんてしない。絶対、犯人は他にいます。」
諸星「確証はあるのか？」
A「それは…。」
諸星「仲間を信じたい気持ちは分かるがなぁ…。今度ばかりは分が悪い。」
究「諸星さん、奈々村さんの通報の裏は取りましたか？」
諸星「あぁ、奈々村美姫は確かに店に立ち寄り、コーヒー豆を買ったと店員が証言している。」
究「じゃあ、そのコーヒー豆、どこにあるんでしょうか？
この部屋の中、見回してもどこにも見当たらないんですけど。」
諸星「そんなことはどうでもいい！それより、鑑識がもうじきやってくる。
お前たちはホテルへ戻れ。我々は捜査員を動員して山狩りだ！」
猫田「はい！」
数馬「これで流への疑惑がさらに深まっちゃったね。」
究「あれ？」
恵「どうしたの？究。」
究「奈々村さん、１泊旅行の割にはやたら荷物が多くて、中でもステンレスポットを３つも持参するなんて妙だなって思って中身聞いてみたんだ。そしたら…。」
美容に欠かせない飲み物が入っていたらしい。
恵「まぁ、女性なら美容に気を使うの当然じゃない？」
究「でも、他の荷物は開けずにほとんどそのままなのに、このステンレスポットだけ真っ先に洗って水切ってある。ちょっと不自然じゃない？」
ｷﾝﾀ「ポットににおいがつくのを嫌ったんじゃないのか？」
究「ちょっと嗅いでみて。」
私たちはポットの中を嗅いでみた。
ｷﾝﾀ「何のにおいもないなぁ。」
恵「変ね…こういうポットにお茶をいれると洗ってもにおいってなかなか取れないんだけど。」
数馬「ってことは…。」
究「恐らく、そのポットの中に入っていたのはにおいのない何か別のものだった。」
A「でも、どうして奈々村さんがそんなウソを？」
究「それはまだわからない。でも、その答えの先に事件の謎を解くカギがあるかもしれない。」
恵「奈々村さんを恨んでいた人もう１人いたわ！」
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優花(プロフ) - 咲さん» ありがとうございます！楽しみにしててください！ (2019年2月19日 1時) (
レス) id: 6b689c573b (このIDを非表示/違反報告)
咲(プロフ) - 完結、おめでとうございます。 カイアベになったんですね!! 見られたら見たいと思います。 (2019年2月18日 23時) (携帯から) (レス) id: db94f04552 (このIDを非表示/違反報告)
優花(プロフ) - 咲さん» あら、ありがとうございます。訂正しときますね。 (2019年2月8日 17時) (レス) id: 6b689c573b (このIDを非表示/違反報告)
咲(プロフ) - 192が2つありますよ?最新記事は「199」ではなく「200」になると思います。 (2019年2月8日 16時) (レス) id: dc1593ce82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優花
| 作成日時：2019年2月8日 14時
