◇135◇ ページ5
◇Aside◇
私は流の家に来ていた。
A「流。」
流「ん？」
A「朝からずっと浮かない顔してる。」
流「…A。」
A「ん？」
流「もし、Aの目の前から僕がいなくなったらどうする？」
A「え？そりゃあ、探すよ。」
流「そうか…。」
A「なんでそんなこと…。」
流「いや…そろそろ寝よう。」
A「うん…。」
私は流に聞かれたことが本当になってしまいそうで、不安だった。
流、いなくなったりしないよね…。
私は流に抱き着いて眠った。
＿翌朝＿
◇流side◇
朝、息苦しさで目が覚めた。
A「うっ…。」
流「A…？」
息苦しいと感じたのはAがうなされ、抱きしめている腕に力が入っていたせいだった。
流「A、起きて。A！」
A「ﾊｯ…ハァハァ…流…。ごめん。」
流「大丈夫…。どうした？」
A「葉月さんがゆりに囲まれて亡くなってた…。それと、昼に左門さんが倒れて、夕方、右近さんが刺される…。」
流「三人か…。」
ﾋﾟﾛﾘﾝ＿＿
流「電話？究からだ。もしもし。」
究「流！葉月さんが亡くなったって！」
A「葉月さんが…！」
究「A！？」
A「左門さんと右近さんは！！」
究「左門さんと右近さん？何も聞いてないけど…。今から福永家に行くよ。」
流「そうか、分かった。」
流は電話を切った。
流「左門さんと右近さんにはまだ何も起きていない。二人はどういう状況だったか分かる？」
A「分からない…。」
流「とりあえず、七海先生に相談しよう。」
A「うん…。」
僕らは現場に行く前に七海先生と合流し、予知したことを話した。
七海「なるほどな。右近さんについては何とかしよう。問題は左門さんだが、倒れる理由が分からないとなると…。」
A「そうですよね…。」
七海「昼までに何か思い出したら教えてくれ。」
A「はい。」
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作者名：優花
| 作成日時：2019年1月30日 15時
