◇145◇ ページ15
◇Aside◇
七海「団探偵学園、七海光太郎と申します。」
A「七海先生…！」
よかった…入れ替わってたんだ…。
朋江「いつの間に入れ替わって…。」
七海「ついさっきですよ。」
究「七海先生。」
七海「お前ら、よく真相にたどり着いたな。」
究「納得いかなかったんです。
左門さんが隠し持っていた携帯、部屋を掃除する朋江さんなら気づいていてもおかしくなかった。
でも、気づかなかった…いや、気づいていたけどほうっておいた。」
流「左門さんに葉月さんを殺害させたかったんだ。」
究「この事件の真相はこうです。冥王星から殺人計画を授かったクライアントは朋江さん、あなたです！」
流「恐らく、その計画は左門さんの殺意を利用し、あなた自身が冥王星のフリをして近づき、左門さんを操り葉月さんを殺害させること。」
究「冥王星からの犯行予告という形で僕たちをこの事件にかかわらせた。
この計画をやり遂げるためには、左門さんの犯行だと暴く探偵役が必要だった。」
流「そして、口封じのため、左門さんを毒殺したんだ。」
A「どうしてこんな恐ろしいこと…。」
朋江「私…１人になりたかった。相手の財産狙いで結婚、離婚を繰り返す母。
継ぎたくもないクリニックを継がされて、私の人生って何なの？って…。
親の都合に振り回される人生にもういいやって。１人になって自由になりたかった。
私は自分の人生を…運命を呪っていたんです。」
究「１人じゃダメなんです。僕たちがそうです。
６人全員の力を合わせたからこそ、ここまでたどり着けたんです。
人間は１人じゃ何もできない。だから、仲間がいるんです。」
右近「姉さん。」
朋江「右近…。」
右近さんは絵を朋江さんに渡した。
右近「もっと早く、姉さんの苦しみに気づいてあげればよかった。」
朋江さんは泣いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 196人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：優花
| 作成日時：2019年1月30日 15時
