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□172□ ページ8

□海side□

私は倉橋さんの家のチャイムを鳴らした。

倉橋「はい、は〜い。あれ?あっ、また何か?」

海「私の味方になってもらえますか?」

倉橋「えっ…あ、それはもちろん!ええ。」

海「絶対ですよ!」

倉橋「はい。」





□Aside□

夕方、ウッチーと鈴木君と小林君がボクシング部に戻ってきた。

A「どうしたの?二人とも。」

内山「いや、ちょっとな。鈴木の腕試しみたいな…。なっ!」

大地「そうそう!」

いかにも怪しいんだけど。

A「ふ〜ん。じゃあ、3人とも帰ってきたし家に帰ろ。」

大地「じゃあ、俺達も帰るか。」

小林「うん。」

私達は学校を出て、途中で小林君と別れた。

大地「あ、これから空いてる?」

A「え?うん。」

大地「俺の味方になってくんないかな。夜ご飯も家で食べていいから。」

A「…?いいけど。」

大地「ちょっと父ちゃんのことでさ。」

A「そういうことね。上手く出来るかわかんないけど、頑張るよ。」

大地「おう。」

私は急きょ、鈴木君の家に行くことになった。




□海side□

倉橋「え〜!ご主人が生きてた!?」

海「ええ、そうなのよ。」

大地「“ええ、そうなのよ”って軽くない?」

倉橋「うん、じゃあどうして死んだなんて…。」

A「そうですよ。」

大地「だろ!俺もそれを聞きたいのよ。」

倉橋「だよね、生きてるなら生きてるってね。」

私は倉橋さんの足を踏んだ。

倉橋「あ、痛った!」

海「もういいじゃない、今さら。」

倉橋「そうですね、物事には時効ってものがありますもんね。」

大地「俺、ちょいちょい墓参りしてたのよ?何よ?あれ誰ん家の墓?」

海「それはうちのご先祖様のお墓よ、お参りして何が悪いの?」

倉橋「そうだよ、ご先祖様を敬わないと。」

大地「話すり替えないでよ。普通そこに親父も眠ってると思うでしょ。」

A「私もそう思う。」

倉橋「そりゃそうだ、あ、痛った!」

海「そんな話、誰が…ひと言も言ってないでしょ?」

倉橋「言ってないでしょ!ひと言も、ちゃんと聞いて!」

大地「お墓の“鈴木”って名前は?」

海「それは、結婚前も後も一緒。私も向こうも名字が鈴木だったの。」

A「へぇ〜、そうだったんだ…。」

倉橋「あ、それだ、それが誤解の元だ。」

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優花(プロフ) - 美々羽さん» 色々ありがとう!!まだまだ頑張ります! (2017年4月22日 19時) (レス) id: 6b689c573b (このIDを非表示/違反報告)
美々羽(プロフ) - ゆーか!!来たよ!凄いねぇ、、、、ここまで来たんだねー。凄い!!ゆーかは、私の友達でもあり、憧れでもあるからねーーー!!頑張ってねーーーー!! (2017年4月22日 18時) (レス) id: 0a403022ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:優花 | 作成日時:2017年4月10日 12時

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